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令和2年第115回定例会(第3日) 本文 開催日: 2020年12月14日
令和2年第115回定例会(第3日) 名簿 開催日: 2020年12月14日

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  1. 気仙沼市議会 2020-12-14
    令和2年第115回定例会(第3日) 本文 開催日: 2020年12月14日


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    最終取得日: 2022-12-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2020-12-14 令和2年第115回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 386 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 2 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 3 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 4 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 5 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 6 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 7 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 8 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 9 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 10 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 11 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 12 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 13 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 14 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 15 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 16 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 17 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 18 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 19 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 20 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 21 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 22 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 23 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 24 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 25 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 26 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 27 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 28 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 29 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 30 : ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) 選択 31 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 32 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 33 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 34 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 35 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 36 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 37 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 38 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 39 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 40 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 41 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 42 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 43 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 44 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 45 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 46 : ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) 選択 47 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 48 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 49 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 50 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 51 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 52 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 53 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 54 : ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) 選択 55 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 56 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 57 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 58 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 59 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 60 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 61 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 62 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 63 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 64 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 65 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 66 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 67 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 68 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 69 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 70 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 71 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 72 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 73 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 74 : ◎総務課長(三浦利行君) 選択 75 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 76 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 77 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 78 : ◎教育総務課長(熊谷政弘君) 選択 79 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 80 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 81 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 82 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 83 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 84 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 85 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 86 : ◎秘書広報課長(茂木 笑君) 選択 87 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 88 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 89 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 90 : ◎7番(熊谷一平君) 選択 91 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 92 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 93 : ◎4番(村上伸子君) 選択 94 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 95 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 96 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 97 : ◎4番(村上伸子君) 選択 98 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 99 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 100 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 101 : ◎4番(村上伸子君) 選択 102 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 103 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 104 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 105 : ◎4番(村上伸子君) 選択 106 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 107 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 108 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 109 : ◎4番(村上伸子君) 選択 110 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 111 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 112 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 113 : ◎4番(村上伸子君) 選択 114 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 115 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 116 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 117 : ◎4番(村上伸子君) 選択 118 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 119 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 120 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 121 : ◎4番(村上伸子君) 選択 122 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 123 : ◎観光課長(畠山 勉君) 選択 124 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 125 : ◎4番(村上伸子君) 選択 126 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 127 : ◎おかえりモネプロジェクト推進室長(村上忠大君) 選択 128 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 129 : ◎4番(村上伸子君) 選択 130 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 131 : ◎4番(村上伸子君) 選択 132 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 133 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 134 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 135 : ◎4番(村上伸子君) 選択 136 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 137 : ◎産業戦略課長(梅内 摂君) 選択 138 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 139 : ◎4番(村上伸子君) 選択 140 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 141 : ◎産業戦略課長(梅内 摂君) 選択 142 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 143 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 144 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 145 : ◎4番(村上伸子君) 選択 146 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 147 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 148 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 149 : ◎4番(村上伸子君) 選択 150 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 151 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 152 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 153 : ◎4番(村上伸子君) 選択 154 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 155 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 156 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 157 : ◎4番(村上伸子君) 選択 158 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 159 : ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 選択 160 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 161 : ◎4番(村上伸子君) 選択 162 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 163 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 164 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 165 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 166 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 167 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 168 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 169 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 170 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 171 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 172 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 173 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 174 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 175 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 176 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 177 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 178 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 179 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 180 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 181 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 182 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 183 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 184 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 185 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 186 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 187 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 188 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 189 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 190 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 191 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 192 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 193 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 194 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 195 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 196 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 197 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 198 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 199 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 200 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 201 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 202 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 203 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 204 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 205 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 206 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 207 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 208 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 209 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 210 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 211 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 212 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 213 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 214 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 215 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 216 : ◎学校教育課長(斎藤博厚君) 選択 217 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 218 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 219 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 220 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 221 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 222 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 223 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 224 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 225 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 226 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 227 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 228 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 229 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 230 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 231 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 232 : ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) 選択 233 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 234 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 235 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 236 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 237 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 238 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 239 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 240 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 241 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 242 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 243 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 244 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 245 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 246 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 247 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 248 : ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 選択 249 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 250 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 251 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 252 : ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 選択 253 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 254 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 255 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 256 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 257 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 258 : ◎2番(三浦友幸君) 選択 259 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 260 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 261 : ◎1番(今川 悟君) 選択 262 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 263 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 264 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 265 : ◎1番(今川 悟君) 選択 266 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 267 : ◎総務部参事兼財政課長(瀬戸洋幸君) 選択 268 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 269 : ◎1番(今川 悟君) 選択 270 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 271 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 272 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 273 : ◎1番(今川 悟君) 選択 274 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 275 : ◎総務部参事兼財政課長(瀬戸洋幸君) 選択 276 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 277 : ◎1番(今川 悟君) 選択 278 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 279 : ◎人事課長(畠山高寛君) 選択 280 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 281 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 282 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 283 : ◎1番(今川 悟君) 選択 284 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 285 : ◎建設部長(佐々木 守君) 選択 286 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 287 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 288 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 289 : ◎1番(今川 悟君) 選択 290 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 291 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 292 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 293 : ◎1番(今川 悟君) 選択 294 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 295 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 296 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 297 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 298 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 299 : ◎1番(今川 悟君) 選択 300 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 301 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 302 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 303 : ◎1番(今川 悟君) 選択 304 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 305 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 306 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 307 : ◎1番(今川 悟君) 選択 308 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 309 : ◎ガス水道部長(三浦由弘君) 選択 310 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 311 : ◎1番(今川 悟君) 選択 312 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 313 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 314 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 315 : ◎1番(今川 悟君) 選択 316 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 317 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 318 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 319 : ◎1番(今川 悟君) 選択 320 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 321 : ◎ガス水道部長(三浦由弘君) 選択 322 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 323 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 324 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 325 : ◎1番(今川 悟君) 選択 326 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 327 : ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) 選択 328 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 329 : ◎1番(今川 悟君) 選択 330 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 331 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 332 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 333 : ◎1番(今川 悟君) 選択 334 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 335 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 336 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 337 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 338 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 339 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 340 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 341 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 342 : ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 選択 343 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 344 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 345 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 346 : ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 選択 347 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 348 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 349 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 350 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 351 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 352 : ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 選択 353 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 354 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 355 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 356 : ◎学校教育課長(斎藤博厚君) 選択 357 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 358 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 359 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 360 : ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) 選択 361 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 362 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 363 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 364 : ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 選択 365 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 366 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 367 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 368 : ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 選択 369 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 370 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 371 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 372 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 373 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 374 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 375 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 376 : ◎高齢介護課長(小野寺 晃君) 選択 377 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 378 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 379 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 380 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 381 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 382 : ◎3番(菅原雄治君) 選択 383 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 384 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 385 : ◎議長(菅原清喜君) 選択 386 : ◎議長(菅原清喜君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:      午前10時00分  開 議 ◎議長(菅原清喜君) ただいまの出席議員数は22名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 2: ◎議長(菅原清喜君) 本日の欠席届出議員は、23番小山和廣君。遅参届出議員は、12番千葉慶人君。  以上のとおりでありますので御報告いたします。 3: ◎議長(菅原清喜君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、5番小野寺 修君、6番及川善賢君を指名いたします。 4: ◎議長(菅原清喜君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、お手元に配付の名簿のとおりでございます。 5: ◎議長(菅原清喜君) なお、副市長赤川郁夫君から、公務のため遅参の申出がありましたので、御報告いたします。 6: ◎議長(菅原清喜君) 次に、報道機関から写真撮影等の申出があり、議長はこれを許可しておりますので御報告いたします。 7: ◎議長(菅原清喜君) これより、日程に従いまして一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  初めに、「公民館のまちづくりセンター化と唐桑地区における公民館について」外2か件、7番熊谷一平君の質問を行います。7番熊谷一平君。 8: ◎7番(熊谷一平君) 7番、所属会派未来、所属政党自由民主党の熊谷一平です。  ただいま議長からお許しがありましたので、発言させていただきます。  本日のテーマは、大項目として3点。1点目は、公民館のまちづくりセンター化と唐桑地区における公民館について。2点目は、WAROCKの普及による交流人口の拡大について。3点目は、国家または本市の発展等に多大な功績を残した方への弔意について、これらを通告に基づき質問させていただきます。  まずは、大項目1点目、公民館のまちづくりセンター化と唐桑地区における公民館について、ここでは小項目にして4点伺います。  全国的に公民館の管理・運営を教育委員会から首長部局に移し、社会教育法の適用を除外し、まちづくりセンター的な市民センターに見直す動きが強まっております。  本市でも公民館の在り方は数年前から議論に上り検討されておりますが、方向性がいまだに示されておりません。公民館の果たすべき役割や事業、多様化した市民ニーズを踏まえ、まちづくりセンター化は進めるべきものと考えますが、次の4点について伺います。  まず、小項目1点目です。まちづくりセンター化を推進するに当たって、課題の洗い出しをどのように行い、把握しているのか伺います。  小項目2点目です。まちづくりセンター化では、公民館の社会教育拠点としての機能とまちづくりの拠点としての機能の両立が求められておりますが、社会教育法の適用と所管部局について市の見解を伺います。
     小項目3点目です。唐桑地区には平成30年度に文部科学省から優良公民館表彰を受けた唐桑公民館があり、多分野で活発な活動を展開している唐桑まちづくり協議会があります。これを生かし、唐桑地区をモデル地区としてまちづくりセンター化を推進してはいかがでしょうか。もちろん他の地区においても希望を募り、試行しながら制度を組み立てていくということでもよろしいかと考えますが、市の見解を伺います。  小項目4点目です。唐桑地区をモデル地区とした場合、地域と行政のつなぎ役として唐桑公民館の職員配置を現行より増員し、中井公民館、小原木公民館と機能の整理を行うことが必要であると考えますが、本市の見解を伺います。  大項目1点目については、以上でございます。 9: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 10: ◎市長(菅原 茂君) 熊谷一平議員の質問にお答えいたします。  公民館のまちづくりセンター化と唐桑地区における公民館についてでありますが、公民館のまちづくりセンター化については、従来の生涯学習の場としての機能に加え、地域住民の様々なコミュニティー活動のほか、まちづくり協議会や地域全体の課題に対応できる広域の活動拠点となる機能が加わるよう誘導しているものであります。  公民館の多機能化、まちづくりセンター化の目的は、地域協働を推進し、地域における市民活動の活性化を図ることであります。  進め方や課題把握については、一関市や東松島市を視察し、公民館の機能を維持し、まちづくりセンターとして運営するために必要な機能、職員体制、予算規模、支援体制など教育委員会と検討しておりますが、地域ごとの検討、課題の整理が必要であることから、現在指定管理者制度を導入している面瀬公民館をモデルに、面瀬地区まちづくり協議会と意見交換を進め、制度の組立て方などについて研究しているところであります。  次に、まちづくりセンター化後の公民館所管部局についてでありますが、公民館のまちづくりセンター化については、現在市長部局と教育委員会部局が一緒に検討を進めているところであります。既に公民館を市民センターとし、地域協働の拠点と位置づけている一関市など、他の自治体においては、公民館や生涯学習・社会教育の担当部署を市長部局に移管し、学びと地域づくりを一体化した取組を進めている事例も見られますが、本市においては教育委員会部局と市長部局が連携して各種取組を行っているところであり、行政改革の観点からの組織機構の見直しと併せ、今後研究してまいります。  次に、唐桑地区をまちづくりセンター化のモデル地区に、についてでありますが、本市では地域ごとに公民館やまちづくり協議会の活動状況や成熟度が様々でありますことから、前段でお話しした面瀬地域での意見交換を基に、今後各地域と相談の上、機運の高まった地域から施設機能や運営体制など地域の特色を生かした拠点となるよう、具体的な話合いを進めてまいりたいと考えております。  次に、唐桑地域の公民館についてでありますが、既存の3公民館は各種事業を合同で実施することも多く、密接な関係にあります。唐桑地区が唐桑まちづくり協議会の協力を得られ、まちづくりセンター化のモデル地区となった場合には、指定管理者制度の導入も視野に入れながら、各館の機能の分担も含め検討してまいります。 11: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 12: ◎7番(熊谷一平君) 答弁いただきまして、まず面瀬地区をモデルといいますか、先行して進めていくということでありましたけれども、ほかの地区については、どういったところがネックとなっているのかというか、その課題だといったところ、改めてお答えいただければと思います。お願いいたします。 13: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 14: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 質問にお答えいたします。  面瀬地区をモデル地区ということで、まず最初に先行して現在意見交換をさせていただいておりますけれども、面瀬地区におきましては、公民館が指定管理者制度に移行している地域ということでもございますし、まちづくり協議会が地区振興協議会と一緒になった、組織が統合された地域というところで、先行してそのまちづくり協議会に取り組んでいると捉えておりますので、そういったところから今回意見交換を最初にさせていただいたところでございます。  なお、今後そういう話合いを地区の公民館、まちづくり協議会の状況を見ながら進めていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 15: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 16: ◎7番(熊谷一平君) ほかの地区では、まず指定管理という課題があるということと、あとはまち協であったり自治会であったりとか、そういったところがかみ合っていかないと進められないと思っておりますし、私もやっぱりそういったものがそろって、初めてセンター化に踏み出せると考えておりましたので、答弁の内容は承知いたしました。  ただ、機運が高まったところからといったところでありますけれども、各公民館で機運を高めるような働きかけというのは、実際今のところどれぐらいなさっているものでしょうか。なかなか目に見えるようなものというのはない、見える形でというのはなかなか難しいと思いますけれども、どういった取組をなさっていますか、あるいはなさる御予定でしょうか。伺います。 17: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 18: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) まちづくりセンター化の公民館側からのアプローチ、アクションというような形につきましては、現在、地域づくり推進課と教育委員会生涯学習課でセンター化についての課題、今後の仕組み、そういったものについて検討しているところでございますので、公民館から単独、独自なアプローチという分については、今現在していないところでございます。 19: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 20: ◎7番(熊谷一平君) 分かりました。まずは、当局としても、教育委員会と市長部局でまたがって連携が必要だと。そこがやはり一体となっていかなければ難しいという点はあるのですけれども、その当事者といいますか、受け手となるまち協の方々への働きかけというのはとても必要になってくるのかなと。そういった動きが、今は少し庁内での連携を大事にするという点でなされていないというのは、少し不足しているところなのかなと思いました。  そうしますと、そういった流れの中で、小項目2点目でお尋ねいたしましたけれども、市の所管部局がどうなるのかということでしたけれども、組織機構改革を併せて行うことを検討しているというのがありましたが、こちら具体的にどのような構想があるというか、お答えできるものってあるのでしょうか。お尋ねいたします。 21: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 22: ◎市長(菅原 茂君) 最初の質問と絡めながらお話ししたいと思います。  まちづくりセンター化というのは、特に被災をした地域で、例えば大学の先生が入ったりして、地域の住民の皆さん方と一緒になって、最後のまちづくりを話し合うということが随分盛んに行われました。その機運が非常に私は大事だなと思いましたので、またそうでない一関市のようなところでも進めているということであれば、これは市民が主役のまちづくりの大きな流れの中で進めていくべきだと思いましたし、今でもそういうふうに思っています。そのことを始めたときに、非常に各地区によって温度差があるということも確認しましたので、無理をすると、そこで駄目になると、修復に物すごいまた何年もかかってしまうということもあると思ったので、大切にしながら進めていきたいと思っているのが現状であります。  今年につきましては、コロナのことがあって、公民館活動そのものが十分開かれなかったり、まちづくりの活動そのものが制約を受けたりしているということでありますので、この後のことを見据えながら、我々からどのようなアプローチをしていくか。単に一つのモデルケースをつくるだけではなくて、機運の情勢というのは具体的にはこうするのだというものをしっかりと仕掛けていかないといけないと思っているところでございます。  先ほどの質問でありますが、現在例えば庁内で正式にその組織の移管だとかについて論議が深まっているわけではありませんけれども、多くの庁内の共通認識として、一関市と同じとは言いませんけれども、市長部局に生涯学習的な部分につきまして移動していくということが、流れの一つだなということは共有しているところでございますので、今後行革とも含めまして、さらに詰めてまいりたいと思います。 23: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 24: ◎7番(熊谷一平君) まずは、今後いろいろ検討する箇所があるかと思いますので、そちらの推移を見守りたいなと思います。  では、3点目、4点目について、唐桑地区についてお尋ねしたいのですけれども、機運の高まりがすごく大事だということは市長も答弁くださいましたし、私もそう思っていますが、唐桑地区、私はなかなかまちづくり協議会とか活動が活発なので、機運というか、話を持っていければ、動くところがあるのかなと思っているのですけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか。 25: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 26: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 唐桑地域まちづくり協議会、活発に活動していただいております。先ほどから申しているように、唐桑地域の公民館、唐桑公民館、中井公民館、小原木公民館、3館ありますけれども、3館が合同で事業をするとか、そういう一体感もある地域だと思っておりますし、また、まちづくり協議会が公民館事業の運営協力という形で入っていっていることもございますし、地域活性化支援員が公民館の協働教育のプラットフォームのコーディネーターとして活躍されているということもございますので、そういった点も含めながら、今後そういったところを話合いできればなと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 27: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 28: ◎7番(熊谷一平君) 地域ごとに特色があるというか、住民の方の取組の姿勢であったりとかもありますけれども、唐桑地区ですと3つ公民館があると。その中で中心的な役割を担っていくのは唐桑公民館であろうと思っておりますけれども、やはり職員の配置といいますか、今後センター化の中心としてやっていくには、職員の人数として対応、十分な人数が確保できているのかなという点が少し心配であったという点と、それから中井公民館、小原木公民館、こちらもそれぞれの地区ではやはり親しまれておりますし、なくすということは難しいなと思っておりますけれども、ただまちづくりの中心といったところを考えていくと、やはり機能分担というか、人的なリソースの配分というのが必要になってこざるを得ないのかなと思っておりますけれども、仮にセンター化を進めていこうとした場合、中井公民館、小原木公民館というのは今後どういうふうにしていこうとお考えでしょうか。お尋ねいたします。 29: ◎議長(菅原清喜君) 参事兼生涯学習課長三浦永司君。 30: ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) お答えいたします。  今後のまちづくりセンター化の話合いの動向にもよるところがあるかと思いますが、なお中井公民館、小原木公民館につきましても、それぞれ独立した公民館としておりますので、その部分の検討というものは慎重に行っていく必要もあると考えてございます。 31: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 32: ◎7番(熊谷一平君) 分かりました。どちらが動けばというか、今の段階でお答えするのは難しいのかなと思っておりましたけれども、最後に、今年はコロナの影響で通常の公民館の活動もなかなか難しいところがあったなということもありましたし、答弁いただいたように、まちづくりセンター化についても動きが少し鈍っているというような答えでございましたけれども、まずは先行している面瀬地区、面瀬公民館につきまして、今年度といいますか、今後どういったところまでセンター化を進めていって、モデル化としての評価を行っていくのか。また、その評価を基にして、各地区の公民館にどう反映させていくのか、お考えをお尋ねいたします。 33: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 34: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 現在、面瀬地区につきましては、モデル地区というか、先行して意見交換させていただいているところではございますが、こちらまだ月大体1回ペースというところで、長くも時間取れていないところもございますけれども、今年度中に取りまとめというところではなく、内容によって多岐にわたる分野もございますので、そういった意味で意見を取りまとめていきたい。そして、成果という部分については、こちらで生涯学習課と一緒にまとめてまいりますけれども、それを公民館ないしまちづくり協議会に示せる形になるというところが成果だと考えておりますが、その部分については今後の進め方、工夫次第というところで考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 35: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 36: ◎7番(熊谷一平君) 今年度、なかなか取りまとめというのも難しいなというお答えでありました。引き続き進捗を私も注視させていただきながら、またこういったところで状況をお伺いできればなと思っておりますし、あとはぜひやっていただきたいのは、各地区への働きかけ、機運の情勢ということなのかなと思っております。そちらについても、まだ目立った動きにまでは至っておりませんけれども、各公民館あと本庁でもそれぞれやっていただきたいとお願いいたしまして、まずこの大項目1点目の質問とさせていただきます。  続きまして、大項目2点目に移らせていただきますけれども、先ほど議長からお許しをいただいておりますので、こちらでパネルを掲示させていただきながら質問させていただきたいと思います。 37: ◎議長(菅原清喜君) 熊谷議員、もう一度議場で許可を私から取ってください、許可をお願いしますと私に言ってください。 38: ◎7番(熊谷一平君) 失礼いたしました。すみません、事前に私もそのようにするつもりでしたが、失礼しました。では、改めまして、パネルの掲示を議長に許可を求めます。 39: ◎議長(菅原清喜君) はい、よろしくどうぞ、許可します。 40: ◎7番(熊谷一平君) ありがとうございます。失礼いたしました。  続きまして、大項目2点目、WAROCKの普及による交流人口の拡大についてです。ここでは2点お伺いいたします。  オーストラリアの発祥で、我が国では特に秋田県北秋田市阿仁地区で盛んとなり、各地に広がっておりますWAROCKという遊びがあります。WAROCKとは、海岸や川などで小石を拾い、その小石に好きな絵や地名などを書き入れ、各地に設置してある交換所にある石と交換をしたり、持ち帰ったりして楽しむという遊びでございます。  パネルですけれども、実際どういったものか見ていただいたほうが、イメージが湧くかなと思って準備いたしました。表だけしか見せられないので、大変申し訳ございませんけれども、一応これに基づいて説明させていただきます。  まず、WAROCKはこちらなのですけれども、本当に石です。ただの石、海とか川で拾ってきて、ちょっと手頃だなというサイズがありましたら、このように表には自分の好きな絵を描くと。これだと、唐桑ということで折石を描かせていただきました。なお、こちらの資料、写真ですけれども、全て出典、私の撮影ということとなっております。また、秋田県湯沢市にも伺いまして撮影はしたのですけれども、それについては湯沢市の御担当の方からの許可をいただいておりますことを口頭で補足させていただきます。  そして、表側に好きな絵を描きましたら、裏側には、こちらちょっと見えないかもしれませんけれども、WAROCKと描きまして、地名を書く。こちらは気仙沼、唐桑と書いております。地名を書いて、あと日付を書く。それから、フェイスブックで交換したよという記事を書いたりすると結構広まったりするので、フェイスブックマークも入れることがルールになっておりますし、あと人によりましては、サイン、判こみたいな形で、私ちょっとデザインしたものですけれども、このようなものを書いて交換所に置くということでございます。  それから、こちらなのですけれども、秋田県湯沢市の交換所に行ってまいりました。絵を描くのが好きな方というのもたくさんいらっしゃいまして、本当はもう少し大きな写真でお見せできればと思うのですけれども、本当にこれが石に描いたものなのかと思うような、すごく芸術的な、すごくきれいでうまい絵がたくさん、石がたくさんありまして、これは欲しいなということで交換してみました。テーマは何でもよくて、恐らくこの辺だと新年をお祝いするような縁起物というか、ダルマだったりとか、干支のような動物が描いてあったりもしますし、あと面白いなと思ったのはこちらなのですけれども、湯沢市の市のマークなんです。これが交換所というか、受付にいた方の話によりますと、秋田県の全市町村のマークを描いて配っている方がいらっしゃるということもありまして、こういったデザインも工夫次第でいろんなものが描けるかなと思いました。  そして、この石が置かれてあるのが交換所というのですけれども、本市では唐桑公民館にあります。どのようなものかと言いましたら、ここにあるような学校机に置いてあると。交換所だよと、この程度で交換所として機能すると。秋田県湯沢市役所の交換所は1階の総合受付の一角にこのような形で石がぽつんと置いてあるということでした。受付の方のお話ですと、時々人が来て交換していくということでありましたが、このように場所は取らずとも、交換所ということであれば人が来て、交換していくというような形となっております。  これらを踏まえまして、WAROCKなのですけれども、本市の交流人口の拡大に寄与すると私は考えております。そこで、次の2点についてお伺いいたします。  まず、小項目1点目です。今年度、唐桑公民館でWAROCKづくりの教室が開催され、交換所が設置されました。ほかにも市内には幾つか交換所があるようですが、交換所の設置状況と来所者、石の交換状況をお尋ねいたします。  小項目2点目です。WAROCKで交流人口拡大を狙うには、交換所を複数設置することが効果的です。設置維持コストはほぼかからないことから、本市の観光施設、公共施設、各所へ交換所を設置することを提案いたしますが、市の見解をお伺いいたします。  大項目2点目については以上です。 41: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 42: ◎市長(菅原 茂君) WAROCKの普及による交流人口の拡大についてお答えいたします。  本市におけるWAROCKの交換所については、現在唐桑公民館のほかに、唐桑半島ビジターセンター、鹿折の民間飲食店の3か所に設置されております。そのほか、階上観光協会において、岩井崎塩づくり体験館に今後交換所を設置することを検討していくと伺っております。  来所者や石の交換状況については、正確には把握しておりませんが、唐桑公民館においては住民が秋田県由利本荘市などで交換して持ち帰ったものを80個程度、その後に住民や公民館が作成したもの35個程度を置いたところ、100個程度が住民に持ち帰られております。唐桑半島ビジターセンター、鹿折の民間飲食店及び岩井崎塩づくり体験館では合わせて30個程度の持ち帰りがあります。  次に、本市観光施設、公共施設各所への交換所の設置についてでありますが、WAROCKにはその石がWAROCKであることや、地名などが表記され、人から人へ渡るもので、東日本大震災から10年を迎える本市にとっても、震災の風化防止やもう一度足を運んでもらえる機会になるものと捉えております。交換所を増やすことは、交流人口拡大の手段の一つと考えられることから、まずは本市観光施設、公共施設各所への交換所開設について検討するとともに、市民への周知を図ってまいります。 43: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 44: ◎7番(熊谷一平君) まず、1点目のほうですけれども、市内には今3か所あって、今後1か所が設置予定であるということでございました。私もこのWAROCKを通じていろいろな方がWAROCKの交換を目的としながらも、市内に訪れて、市内のいろんな各所を回ってくれることで、交流人口拡大につなげることができるのかなと考えておりますが、なかなかどれぐらいの成果があるかというのをはかることが難しいという欠点もあるのかなと思っております。石を持ち帰ったからといって、必ずしも石の数だけ人が来たというわけではないでしょうし、その辺が課題かなとは思っておりますけれども、それでも持ち帰ったり、あと交換の実績があるということは、まだ周知を全然していない段階でも、私は相当効果があるのかなと思っておりました。  また、民間施設でも設置していただいているということもありがたいなと思っておりますけれども、こちらは周知を図っていくということでございました。この周知の方法、やはり大きいところはインターネットなのかなと考えておりますけれども、どのような周知方法をお考えなのかお伺いいたします。 45: ◎議長(菅原清喜君) 参事兼生涯学習課長三浦永司君。 46: ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) お答えいたします。  WAROCKの周知についてということでございますけれども、まず唐桑公民館で講座を開催した実績もあるということですので、まずは市内の公民館長会議の中でお知らせをして、あとはそれぞれの館の自主性の中で取り組んでいただければと考えてございます。 47: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 48: ◎7番(熊谷一平君) 今お答えいただきましたとおり、まず市内での認知度を高めるというか、市民の方にも知ってもらうという取組は大事かなと思いました。ぜひ唐桑公民館で開いたような教室、各公民館でも教室開いていただけたりすれば、市民の方にも関心を持っていただけるのかなと思っておりましたけれども、私が周知を図っていくには、どういった方法があるのですかとお尋ねしたのは、市内の方向けという面以外にも、市外の方、既にWAROCKの愛好者の方々、WAROCKをいろいろなところに行って、交換していくような方々への周知ということはどうすれば、どのようにお考えですかということをお尋ねしたかったのですけれども、そちらについてはいかがお考えでしょうか。 49: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 50: ◎市長(菅原 茂君) 先ほど生涯学習課長が答えたように、市内への周知も必要だと思います。というのは、やっぱり市内からの供給量がないと、交換が原則となっているとすれば、こちらに持ち込めるものも少ないということなので、市内で相当程度のWAROCKを作っていく人たちというのが必要なのだと思うのですね、まずは。加えて、今議員おっしゃるように、公開してもらわなくてはいけないので、ただWAROCKの認知度は必ずしも高い状態では、まだないと思いますので、現在そのことを愛好している人たちに、まずは気仙沼で始まったということをお知らせして、気仙沼に自分の地域、または他から交換して持ってきたものを持っていこうということで足を運んでもらうということの連鎖が必要なのだと思います。そのことが連続的に行われるとどうなるかというと、オーストラリアの物が気仙沼にあるとか、九州の物があったり、気仙沼の物が北海道にあったりというようなことが起こっていって、1対1対応もそうですけど、連鎖した結果としてここにありますとか、連鎖した結果として気仙沼の物がどこかにありますという形がどんどん広がっていくことが、多分成功なのだと思いますので、まずは愛好者の皆さん方に少なくとも気仙沼ではそういうものがあるということをしっかりとお知らせしなくちゃならない。だけど、気仙沼に来たけどなかったというのでもまずいということなので、供給者も増やしていかなくてはならない。そういう合わせだと思います。 51: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 52: ◎7番(熊谷一平君) まさに市長が今お答えくださったとおりだなと思っております。まずは、石の数も足りないのかなと正直思っていたところだったので、作り手の方とか、関心を持っていただければ、絵が得意な方とか、好きな方とか、そういった方に働きかけていくことで、WAROCKの供給量を増やすことができるのかなと思っております。  それから、あとはやはりこのWAROCKの何がすばらしいかというと、いろんなところで予期せぬつながりが起こるということなのかなと思っております。そのためにも、まず気仙沼でWAROCKをやっているよということを発信していく必要があるかなと思っております。そして、これは本市だけの課題ではなくて、WAROCK全体の取組での課題といいますか、もともとWAROCKも遊びの範囲でやっているものではありますので、どこまで行政として関わるかといったところはもちろんあるのかなと思っておりますけれども、やはりネットワークができていかなければいけないのかなと思っております。まずは、秋田ですとか、山形ですとか、やっているところもあったりしますので、自治体が関わっているところもあれば、民間で関わっているところもあるといったところなので、まずはどこかがつながっていったことによって、さらに広がりができて、それがまたつながっていくという連鎖を生み出していかなければいけないのかなと思っておりましたけれども、自治体間の連携といったところについても、ぜひ今後検討いただければと思うのですけれども、その点についてはいかがお考えでしょうか。まずは市内からといったことも大事かなと思いますけれども、お答えいただければと思います。 53: ◎議長(菅原清喜君) 参事兼生涯学習課長三浦永司君。 54: ◎教育委員会参事兼生涯学習課長(三浦永司君) お答えいたします。  WAROCKにつきましては、地域の魅力の再発見、あるいは東日本大震災の風化の防止というような観点からも非常に有効な手段だと捉えております。ですが、現在市内において、普及がまだまだ進んでいないというような状況もございますので、まずは市内でWAROCKというものを市民の方にしっかり御理解いただいた上で、他市との交流等については、その先の課題として現在捉えているところでございます。 55: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 56: ◎7番(熊谷一平君) やはり物事、段階があるのかなと思いました。さっきの項目でのまちづくりセンターについてもお答えいただきましたように、やはり機運を大事に高めていくというか、育てていくというか、そういったところを少しずつ進めていく必要があるのかなと考えた次第です。  最後にお尋ねしたいのですけれども、今回WAROCKの講座、教室を開いたのが唐桑公民館だということで、教育委員会で答弁を主にお答えいただいたのかなと考えましたけれども、私としては交流人口の拡大という観点から見れば、実際事業をやった教育委員会が答弁するのももちろんかなと思っておりますけれども、例えば交換所を設置するということであれば、観光課ですとか、あとは交流の促進ということでは地域づくり推進課であるとか、そういったところも関わっていければ広がるのかなと思うのですけれども、それぞれの課では、部局ではWAROCKについてどのようにお考えなのかという御意見をお聞かせいただきたいと思います。 57: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 58: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  私も9月末のオルレ2周年イベントの際に、そのときは恥ずかしながら、ちょっとWAROCKをよく存じておらずに行ったのですけれども、ビジターセンターの玄関前に石がずらっと並んでいまして、そこには浮見堂や折石の絵が描かれていて、これは面白いなと思って拝見したところです。予算をかけずともアイデア勝負でPRや相互交流を図れる可能性があると思っております。  一方で留意点があるとすれば、国立公園内で石を採取すると、それはちょっとよろしくないというところもありますので、その辺の部分は市民への浸透を図る上では、その留意点も併せてPRというか、周知する必要があろうかと思っておりますが、いずれにせよ、この取組を継続していくことで浸透も徐々に図られると思いますし、輪を広げていければと思っております。 59: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 60: ◎7番(熊谷一平君) 地域づくり課からは特にないということでよろしいでしょうか。ありましたら、お答えいただければと思うのですけれども、ございませんでしょうか。 61: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 62: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 地域づくり推進課からということでお答えさせていただきますが、WAROCKにつきましては、ちょっと私のほうも今回認識として、初めてそういったものがあるということを存じましたので、まずは観光課でもお話ししているとおり、例えば交流人口といった部分のつながり、広がりということを今後考えていく上で、市民への周知とか、またそういう政策が活発にできるというような機会づくりに対して、生涯学習課と検討してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 63: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 64: ◎市長(菅原 茂君) 今回、この答弁は生涯学習課を中心に勉強してつくる形になりましたが、庁内の事前打合せのときに、教育長が読むのではないのではないかという話になって、それで極めて異例なことなのですが、作成は生涯学習課で行って、市長答弁するべきだということになりました。ということが我々の今の取りかかりの姿勢であります。  私はこのWAROCKについて、成功するとすれば、私のイメージですけれども、旅をする石なのだと思うのですね。旅をする石にストーリーをどうみんなが膨らませるかということが大事なんじゃないかなと思います。そういう意味で、先ほど、まずは地元からと言いますけれども、地元で旅はあまりしないので、積極的にやるまちがあれば、お互い発信し合うという相乗効果の一番最初の種はまかなくてはならないのではないかなと思っております。 65: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 66: ◎7番(熊谷一平君) こちらもやはり関わるところが、交流人口というところ、切り口にするといろんな部署で関わってくるので、やはり連携が大事なのかなと思いましたので、今後とも引き続き、WAROCKというこういったツールもあるよと、交流促進の一つのツールになり得るよということを御承知いただければ、今回はありがたいかなと思っております。  私自身もWAROCKを前面に押し出すことによって、めちゃくちゃ人が来るというところまでは、なかなか至らないのかなと思ってはおります。ただ、WAROCKをきっかけに気仙沼の地を訪れて、その魅力に触れるとか、よかったなという思いを持ってくださる方が石を交換して、またその石がどこかに行くということであれば、輪が広がっていくのかなと思っております。
     WAROCKという名前は、西オーストラリア発祥、ウエスタンオーストラリアの石だからWAROCKということですけれども、日本に来たときもそのまま名前を持ってきましたけれども、日本語の感覚として、やはり輪なのだなと思います。いろんなつながりが生まれていく可能性を秘めた石だと思っております。私自身も湯沢市に伺って交換しましたということをツイッターでツイートしましたら、全く見ず知らずの人がいいねをくれたりとか、コメントをくれたりとか、またメッセージをくれたことで交流が始まったという経験がありましたので、ぜひこういったものに私はすごく手応えを感じたので、気仙沼でもそういった動きが盛んになって、市民の方々が各地で行ったり、交流が生まれることで元気が出るようなまちになればいいかなと思っておりました。そういった願いを込めまして、2点目を終わらせていただきます。  最後です。大項目3点目になります。  本年10月17日に中曽根康弘元内閣総理大臣の内閣・自由民主党合同葬儀が執り行われました。この葬儀をめぐっては、各自治体や各機関で見解や対応が分かれたとの報道もありましたが、国家または本市の発展等に多大な功績を残した方への弔意については、本市としての方針や対応を明らかにし、その内容によっては市民の皆様の理解をいただきながら対応していく必要があると考えます。  そこで、本市がそのような弔意を示すに当たり、次の3点についてお伺いします。  小項目1点目です。市長部局では、この葬儀に関し、どのような対応を取ったのでしょうか。また、その考え方についても併せて伺います。  小項目2点目でございます。教育委員会では、この葬儀に関し、どのような対応を取ったのでしょうか。また、その考え方についても併せて伺います。  小項目3点目になります。総理大臣のような国を挙げて弔意を示すようなケースではなく、本市の発展等に多大な功績を残した方のような、本市として率先して弔意を示すべきケースも想定されますけれども、このような場合の対応についてお伺いいたします。  大項目3点目については以上でございます。 67: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 68: ◎市長(菅原 茂君) 国家または本市の発展に多大な功績を残した方への弔意についてお答えいたします。  中曽根康弘元内閣総理大臣の内閣・自由民主党合同葬儀への市長部局の対応は、本年10月2日、合同葬儀当日における弔意表明について閣議了解され、同7日付で総務省大臣官房地域力創造審議官から、各都道府県知事及び各市区町村長宛ての文書により、弔旗の掲揚及び午後2時10分に黙祷することや、弔旗として半旗掲揚の慣行のあるところでは、それに従ってもよいことなどを内容とする弔意表明の協力要請がありました。本市といたしましても、閣議了解に基づく要請であることに鑑み、合同葬儀当日である10月17日、本庁舎に半旗を掲揚し、弔意を表したところであります。なお、当日は土曜日で閉庁日となっていたことから、黙祷は行いませんでした。  次に、本市の発展などに多大な功績を残した方への弔意についてでありますが、本市では名誉市民及び市政功労者がお亡くなりになった際には、気仙沼市名誉市民条例及び気仙沼市市政功労者の待遇に関する条例並びに気仙沼市長交際費の支出及び公表に関する基準に基づき弔意を表しているところであります。  私からは以上のとおりでありますが、教育関係については教育長から答弁いたします。 69: ◎議長(菅原清喜君) 教育長小山 淳君。 70: ◎教育長(小山 淳君) 熊谷一平議員の質問にお答えいたします。  中曽根康弘元内閣総理大臣の内閣・自由民主党合同葬儀に関する教育委員会の対応については、当日が土曜日であり、学校が休校日であることに加え、県教育委員会の動向や本庁において弔意を示すことを踏まえて、教育機関においては特段の対応を行わないこととしたところであります。以上でございます。 71: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 72: ◎7番(熊谷一平君) では、再質問させていただきます。  この日、10月17日、土曜日であったということで、半旗の掲揚のみであったということでしたけれども、これは仮に平日でありましたら、国の内閣の要請に基づきまして、例えば職員の方への黙祷、あるいは市民の方への黙祷を何かお願いするというか、アナウンスするという予定というか、お考えだったのでしょうか。確認させていただきます。 73: ◎議長(菅原清喜君) 総務課長三浦利行君。 74: ◎総務課長(三浦利行君) お答えいたします。  今回の政府の文書での要請につきましては、基本的には官公署に対しての要請ということで、国民とか市民に対しての要請ではないと捉えておりますので、開庁日の場合は職員等の黙祷ということでの対応と考えているところでございます。 75: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 76: ◎7番(熊谷一平君) では、こちらもあくまで官公署、職員の方への対応というか、であるという御答弁でしたので、承知いたしました。  続いて、教育委員会所管のことについてお尋ねいたしますけれども、県教育委員会のお考えですとか、そちらに従ったということで、特に何も対応は取らなかったということでしたけれども、これはもしかするとというか、教育機関というところで、官公署とはまた別だという理解があるのかなと思いましたけれども、この点については市独自としてはどのように考えていらっしゃったのでしょうか。県教育委員会からの示された通達等を見て、それに従うべきだったのかというか、そういった基本的なお考え、あるいは市長部局と併せて対応しようといったことを御検討なさらなかったのかといったことをお尋ねいたします。 77: ◎議長(菅原清喜君) 教育総務課長熊谷政弘君。 78: ◎教育総務課長(熊谷政弘君) お答えいたします。  県の教育委員会から、国の要請ですか、参考通知ということでこちらの文書を頂いたところであります。こちらといたしましては、県の教育委員会でも県内の高校に対して何も対応しないという情報を得ていたところでございます。こちらといたしましては、県の動向、それから本庁において弔意を示すということを承知しておりましたので、特段対応しなかったところでございます。 79: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 80: ◎7番(熊谷一平君) 承知いたしました。県教育委員会のお考えを考慮したということであったということですけれども、政治的中立性といったことが報道でも話題になりました。その点をどう判断するかというのが、例えば国立大学でも半旗の掲揚等を行わなかったといったようなお話があったのですけれども、私は国家に功績のあった方となると、どうしても政治的なものが出てくるのかなと、これはやむを得ないかなと思うのですけれども、政治的価値観というよりは、一国のリーダーとして国を率いたと。先頭に立って、この国を導こうとしたと。そのような方々に対する、私は敬意なのではないのかなと思っております。それは私が自由民主党の党員だからということではありませんし、中曽根元総理を総理大臣としてすばらしい功績を残された方だなといったこともありますけれども、そういった功績の大小ということでもないのかなと思っております。党派ですとか、そういった、どのようなことを行ったかということを超えて、国家のリーダーへの敬意を表するということがすごく大事かなと思っておりますし、例えばあとは学校のほうですけれども、そういった方がいらっしゃって、亡くなったのだと。そして、この方はどのようなことをなさったのかといったことを知ることで、学校の場で教えたり話すことで、国家への国民としての意識が高まったりもしますし、あるいは市民として、名誉市民の方が亡くなったということであれば、やはり弔意を示すと同時に、どのようなことをなさって、そしてそのおかげで今の私たちの日々があるといったことを学ぶことが、市民としても、国民としても、そういった意識を高めることになるのかなと思っておりますけれども、そういった点を考慮して、その弔意を示すといったことへの対応が必要かなと考えているのですけれども、いかがお考えでしょうか。お願いいたします。 81: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 82: ◎市長(菅原 茂君) 今の熊谷議員のお話の中で、1点、功績の大小には関わらないというくだりがありましたが、ここは関わっているのだと思います。歴代の総理大臣がこのような対応を政府でしたわけではありません。それは皆が認めるというような、広い意味でのことがあるのだろうなと思います。  それと今回の場合は、土曜日だったということも、内閣で閣議了解をされて、それで総務省の審議官から発出して、内容はこれこれでしたというのは、それは結果も含めて全ていろんなことを検討した上で、反応も含めて、誰かが亡くなったことで大きな争いが起きるというのは、本意ではないと政府が思ったと私は解していますので、本市の対応については、おおむね政府の理解の範囲だったと思っています。  それで、御存じだと思うのですが、多分熊谷一平議員が生まれる前だと思うのですけれども、私の鮮烈な記憶としては、国葬ってあったんです。吉田 茂首相は国葬になったんです。それは多分多くの市民、国民の人が、この方が戦後日本を復興させたんだということに対しての共有があったんだろうなと思います。そういう折に、国民の多くの意思をどこかで表したいというようなときに、国できちっとそういうものを示してくれる、それに我々も対応するというのが望ましい姿ではないかなと思っております。 83: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 84: ◎7番(熊谷一平君) 功績のお話、少しさせていただきましたけれども、私としてはそういったことではなく、総理を務めた方であれば無条件にといいますか、そのように敬意を、弔意を表すべきだという文脈でお話をさせていただいたということを御理解いただきたいと思います。  そして、本市の名誉市民ですとか、功績を上げた方もいらっしゃるということで、こちら条例がありまして、市政功労者と名誉市民の方、交際費も出ますし、あと葬儀にも弔電を送ったりするということなのかなと思いましたけれども、半旗を掲げるとか、そういったところまでは今のところまだお考えではないということでしょうか。多分今後、すごい功績を上げる、本市だけでなく、国家の発展にもすごい功績を及ぼすような方が出たりとか、すばらしい才能を持って人々を感動させた方とか、そういった方も出てくるかなと思いますけれども、多分そういった方については、文句なしに市を挙げて弔意を示そうという形になるのかなと思いますけれども、そういったところについては何か対応があるのか、あるいは今後どうしていくのかということ、お考えがありましたら伺わせていただきます。 85: ◎議長(菅原清喜君) 秘書広報課長茂木 笑さん。 86: ◎秘書広報課長(茂木 笑君) お答えいたします。  名誉市民である方がお亡くなりになった場合でございますが、多くは市や町主催の追悼式等を行っております。今後については、まだ予定等はございません。 87: ◎議長(菅原清喜君) 7番熊谷一平君。 88: ◎7番(熊谷一平君) 承知いたしました。 89: ◎議長(菅原清喜君) 申し訳ない、熊谷一平君、時間。 90: ◎7番(熊谷一平君) 終わります。 91: ◎議長(菅原清喜君) これにて7番熊谷一平君の質問を終わります。  議場内換気を行うため、暫時休憩いたします。再開を午前11時10分といたします。      午前11時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午前11時10分  再 開 92: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「唐桑地域の観光施策について」外2か件、4番村上伸子君の質問を行います。4番村上伸子君。 93: ◎4番(村上伸子君) 4番、会派未来、村上伸子。ただいま議長より許可をいただきましたので、質問を始めます。  大項目1、唐桑地域の観光施策について。  11月21日に三陸沿岸道路小泉海岸インターチェンジ、本吉津谷インターチェンジ間が開通し、気仙沼市中央部から仙台圏までが高速道路で直結しました。また、令和2年度内には気仙沼港インターチェンジから北に向かうルートで3つのインターチェンジの供用開始が予定されています。これまでに比べて格段に交通アクセスが整うことにより、本市を含む三陸沿岸地域の広域周遊観光がさらに発展するとの期待が高まっています。市を訪れる観光客が増えると予想される中、唐桑地域に足を向けてもらうために、どのような観光施策を展開するかを伺います。  (1)唐桑オルレの現状と今後の可能性について。  1)宮城オルレ気仙沼・唐桑コース開始から2年になる今、これまでに唐桑オルレを歩いた人数、国籍を伺います。  2)平成30年9月定例会での一般質問で、コースの確認、整備と受入れ体制を確認した際の答弁にあった、気仙沼・唐桑オルレバス運行の結果と、そこから見えるオルレ観光客の交通、足の現状と課題は何でしょうか。  3)同じ一般質問で食の開発について質問した際の答弁で、気仙沼観光推進機構の稼げる食部会の研究がありましたが、その部会の活動と成果を伺います。  (2)株式会社モンベルとの包括連携協定について、去る3月30日、アウトドアメーカー、株式会社モンベルと協定を締結し、アウトドア活動等の促進を通じた地域活性化を目指すとの発表がありました。モンベルとの連携でどんな事業や観光戦略の推進の強化が見込まれるかを伺います。  (3)NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の唐桑地域への波及効果について。「おかえりモネ」の放送に先立ち、周知イベントやお知らせ、記事などが目につくことが増えてきました。オール気仙沼で取り組むとの言葉がありましたが、海と共に生きる文化が根差す唐桑地域が、このチャンスにどのように関われるか、市の考えを伺います。 94: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 95: ◎市長(菅原 茂君) 村上伸子議員の質問にお答えいたします。  唐桑地域の観光施策についてでありますが、第1点目の唐桑オルレの現状と今後の可能性については、これまでの唐桑オルレの利用者数は平成30年10月のスタートから令和2年10月までの2年間で計4,969人であります。国籍については、日本国籍が4,852人、外国籍が117人であり、国別の内訳としては韓国が67人、台湾が17人、オーストラリアが17人、その他の国が16人であります。  気仙沼・唐桑オルレバスの運行実績については、平成30年10月から11月の土日祝日において、気仙沼駅からオルレの出発点となる唐桑半島ビジターセンターまでを結ぶ路線で、1日3便を実験的に運行したものですが、18日間の運行期間に対し、バス利用者は計10名にとどまりました。理由としては、オルレ利用者の多数は自家用車やツアーバスにより直接唐桑半島ビジターセンターまで来訪したものと捉えております。  一方で、現状のオルレコースでは、巨釜・半造まで歩いた後に、唐桑半島ビジターセンターまで戻る手段が路線バスしかなく、今後は乗り捨て型のレンタサイクルの充実や、休憩施設の整備などにより利便性を向上させ、さらなる誘客促進とアクティビティーの盛んな地域としてのイメージ定着化を図ってまいります。  次に、気仙沼観光推進機構の稼げる食部会の活動については、有名シェフを講師に招いた地元食材活用講習会の開催や、本市の観光情報サイト「気仙沼さ来てけらいん」での食に関わる情報発信、観光アンケート調査などでニーズの高かったカキやメカジキについて、この情報を飲食事業者に提供し、商品開発を促すとともに、タイムリーなプロモーション展開で観光誘客につなげてまいりました。今後もこれらの取組を継続するとともに、唐桑地域においては唐桑活性化委員会を中心に、地元事業者と連携の下、唐桑の誇る多種多様な魚介類や果樹などを使った新メニューの開発及びプロモーションを推進し、オルレ利用者などの観光客に提供できるよう取り組んでまいります。  次に、株式会社モンベルとの包括連携協定についてでありますが、同社は国内トップのアウトドアメーカーで96万人の行動意欲が旺盛な会員を有す大規模なクラブを主催し、会報誌等で全国各地の海、山、川などでのアクティビティー体験情報を提供することで、会員のアウトドアライフの充実をサポートしております。  このたびの協定締結に先立ち、本年5月に同社系列会社に対し、アウトドアツーリズム調査を業務委託しており、今年度末までにからくわ荘解体跡地の利活用を含めたアウトドアエリアとしてのポテンシャル調査、優位性、ターゲットの分析、市内周遊ルート造成などの調査を取りまとめる予定としております。  また、本年6月にはモンベルフレンドエリアに登録したことで、会報誌やウェブサイトを通じ、本市が有する豊かな自然環境を生かしたアウトドア体験情報などについて、全国各地の愛好者に向けて効果的なPRができるようになっております。  本市は「海と生きる」を標榜し復興事業を進めており、同社が掲げる自然体験促進による環境保全意識の醸成と健康増進、防災意識と災害対応力の向上、農林水産業の活性化などの企業理念と親和性もあります。このたびの協定締結を契機とし、様々なアクティビティー体験が楽しめるエリアとして、唐桑地域をはじめとする本市の認知度が向上し、全国の愛好家に利用されることを期待しており、そのことによるさらなるレベルアップを図るとともに、市民の自然体験の促進も含めた様々な効果の創出にも取り組んでまいります。  次に、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の唐桑地域への波及効果についてでありますが、NHKの連続テレビ小説は、BS放送も含め1日4回放送され、約半年間、日曜日を除き毎日放送される上、視聴率も高いなど、その影響力は極めて大きなものがございます。このことから、本市が次回作の舞台に選ばれたことは、気仙沼を全国に売り込む絶好の機会と捉えており、観光誘客や物産振興はもちろんのこと、シティープロモーションや移住・定住促進までも視野に入れ、各種施策を積極的に展開し、朝ドラの効果を最大化できるよう取組を推進しているところであります。  物語の舞台は、市内の離島が中心となりますが、それにとどまらず、本市の景観や食、文化など多くの魅力が発信されることになります。  主人公の祖父はカキ養殖を営んでおり、本市のカキが改めて注目されることも想定され、食を一つのキーワードとした場合でも、カキのブランド化や新たなメニューの開発、提供店の拡大など観光客受入れのための様々な取組が考えられます。特に唐桑地域ではカキ養殖が盛んであり、カキ小屋でカキやホタテの提供も行われていることから、多くの観光客が海の幸を求めて訪れることも想定されるほか、オレルなど唐桑地域で進めている体験型観光との相乗効果も大いに期待されるところであります。  本市としては、訪れる方々に対し、市民や各事業者との連携の下、地域の魅力を発信し、おもてなしに取り組むことで、さらなる魅力の向上を図り、朝ドラ効果を一過性とすることなく、継続的な誘客効果につなげるとともに、気仙沼ファンの拡大を推し進め、唐桑地域をはじめとする市内への移住・定住にも結びつけられるよう、引き続き努めてまいります。 96: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 97: ◎4番(村上伸子君) 質問の数も多かったので、答弁も長く感じましたが、大体のアウトラインはよく察知いたしました。では、繰り返しになるかもしれませんが、再質問に入ります。  まず、宮城オルレ・唐桑コースの開始から2年になるという質問で、これまでの参加者数、そして国籍について、人数の答弁がありました。ここまで2年間の間に約5,000人近くの方がオルレを歩いたということ。そして、日本人が4,852人に対して外国人は117人で、一番多いのが韓国人、そして台湾、オーストラリア、その他の国と続くということです。  去年の2019年6月、オープン8か月のときの数字なのですけれども、唐桑オルレの翌日に奥松島のコースが始まりました。ちょうどオープンから8か月後の人数を比べてみますと、唐桑オルレを歩いた人の数が2,317人に対して、奥松島が8,094人という数字が出ております。これを見ても、やはり唐桑は仙台圏から遠いとか、そういう理由で奥松島よりもはるかに下の数となっております。加えて、期待していたのは韓国人とのやり取り、韓国からの観光客の誘致を目指していたと記憶していますが、なかなかその数もこの2年で増えていない。大きな理由としては、今年の1月から始まったコロナウイルスの流行だと考えております。  これから先々、オルレを続けていくために、2年前の答弁を読み返しましたら、外国への言及があったのですけれども、今このとき、私たちがするべきことは、国内需要の拡大といいますか、国内観光客へのアプローチ、国内観光客の数の増加だと感じております。これまで、この2年間、唐桑オルレに関して、集客を図るような、どのような関連イベントの開催があったか伺います。 98: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 99: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  関連イベントに関しては、オープンが2年前の10月1日でしたので、その時期に今年も、コロナの影響があっていろいろ迷ったといいますか、検討はしたのですが、結局のところ、今年も記念イベントは開催しております。そのときには、唐桑の次の日に東松島を歩いていただいたり、あるいは鳴子等もあるのですけれども、唐桑が佐賀の唐津オルレとも、唐という字が同じでして、唐つながりで、そちらとも交流ということでお越しいただいたり、あるいはそちらの名物であるサザエなどもゴール地点で振る舞ったりと、これは逆に唐桑からそちらに伺うこともしながらやっているところです。  あと、イベント以外では松圃にトイレを設置したり、それからこれまで和式だったところを洋式化したりとか、あるいは多言語看板を設置したり、多言語のウェブを充実させたりという、ハード、ソフトの整備も行いながら誘客に努めてきたところであります。 100: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 101: ◎4番(村上伸子君) オープニングのイベントと、あとは今年9月に行われたイベント、これは割と大がかりなもので、県の観光課も関わっていたイベントだと記憶しております。  大きなイベントというのは誘致のきっかけにはなるのですけれども、もう少し地道な取組といいますか、日々の取組というのが必要になってくるわけですけれども、オルレを歩いて、小さなところも、ささいなところもやはり気づくところではありますが、オルレコースというのは、県内に4つあるオルレコースの中で、歩くときの難易度が中級から上級と記載されております。歩いた方はよくお分かりなのですけれども、物すごい坂道をよじ登るようにして歩いたりとか、高低差があったりとか、あとは上下、上り、下りが続く、あるいは非常に歩きにくい石の浜を横切っていくと、考え方によっては苛酷と言えるようなコースなのですけれども、実際にトレッキングというものがあまり認知されていない中、唐桑を訪れてオルレに来た方、全てが歩ける状態ではないと。もう少し大きな意味での観光客を誘致するために、トレッキングの経験が浅い人、あるいはもうそんなには元気ではないシニア、旅行はしたいんだけど、そんなに足腰が元気ではないというシニアの方々、こういう方々やあるいはファミリー層ですね。ファミリーを連れてくる観光客、こういう方々が歩きやすい、あるいはこういう方々にオルレを勧める上で、どのようなやり方、あるいは対策、どのような検証、あるいは実践はありますでしょうか。 102: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 103: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  唐桑コースは県内4つの中では、どちらかというと中級、上級ということで捉えております。東松島と一緒にオープンしたわけですけれども、これはちょっと言葉に他意はないのですが、東松島のほうは何となくやや唐桑よりは緩やかなというか、女性的と、言葉に他意はございませんで、一方で唐桑コースのほうは、海沿いの折石もそうですし、あとは八隻曳とか、そういったごつごつした岩とか、海とかの周辺、男性的という形で、それぞれ特徴はあろうかと思っております。  先ほど議員から御提言のありました、歩く方々の健脚ぶりは、やっぱり差はあろうかとは思いますが、現状ではコースは1コースとなっておりまして、ショートコースとかを設けているわけではないのですが、もしかするとコースの、地形を変えることはできませんので、階段とか整備は可能かと思いますが、ルートそのものは現にあるルートでございますので、もし今御指摘の部分を検討するのであれば、ショートコースみたいなのを考えられるかなと思いながら伺っておりましたが、その点は今後オルレを現に運営されている地元の方々とも相談してまいりたいと思っています。 104: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 105: ◎4番(村上伸子君) 今、ショートコースという言葉が出てまいりまして、ほっとしたのですけれども、実際に御崎の一番の景勝地といいますか、非常に唐桑らしい、男性的と言ったらいいのですか、そういう景色のところに、歩きやすい割とフラットなエリアがありまして、それがちょうど御崎を巡って1周できるようなところがあります。長く歩くのがつらい方には、ぜひそのショートコースを整備しまして、車へのアクセスもいいところなので、そこをショートコースと地図あるいはパンフレットなどに記載しまして、周知を図っていただければと思います。今の答弁のとおりの結果を楽しみに待っております。  次の質問なのですけれども、唐桑オルレなどに来る方々、歩く旅をする方々、こういう方々にとって、歩く旅は非常に楽しいものなのですけれども、唐桑オルレの特徴として、景勝地である海辺、あるいは山坂ですね、林の中、木のトンネルなども歩くコースがありますけれども、中には民家の軒先とか裏庭をかすめて通るような、そういうルートもございまして、非常に魅力の一つかなと思っております。アウトドアの専門家、ある研修会で言った言葉なのですけれども、観光客、特に歩く方々は、旅先で自然やショッピング、食も大事なのですけれども、地元の人と話したい、地元の人と知り合いになりたいという思いを強く持っていると思っておりました。その側面で、唐桑地域、唐桑オルレの強みはどんなふうに感じられますでしょうか。 106: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 107: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  オルレという言葉の意味は、もともと通りから家に通じる狭い路地というものでありまして、実際唐桑コースでは今議員おっしゃったように、コースの至るところにおいて、個人宅の手入れの行き届いた見事なお庭や、四季折々の花々など間近で拝見させていただきながら、散策を楽しむというところも多々ございます。つまりは、生活空間のそばを見知らぬ人が頻繁に往来するということでもあるのですけれども、この点は地域の皆様方の寛大な御理解と歓迎の気持ちのおかげで、唐桑オルレコースが成り立っているものと、大変ありがたいことだと思っております。  私自身もイベントなどで何度かコースを歩いたことがありますが、畑仕事の手を休めて「アンニョンハセヨ」と声をかけられたこともありました。韓国から来たのかなと思っていただいたのかもしれませんが、また庭先からおじいさんやおばあさんが愛犬を伴って、犬の手なども振ってもらいながら歓迎してもらって、非常に感激した覚えがあります。  議員おっしゃるように、やはり旅の醍醐味というか、旅の途中で地元の方とのちょっとした会話や人情に触れるということは、そのことがうれしい気持ちになると思いますし、そのこと自体がお土産としてお持ち帰りいただけるものではないかと思います。そういう意味では、地域の皆さんの人情と、このオルレの浸透に御尽力されました三上会長をはじめ、唐桑観光協会の関係者に改めて感謝申し上げたいと思いますし、より多くの方においでいただくためにも、御提言いただきました地域の方々と何らかの連携的なものが図れれば、なおいいのかなと思いますので、地元関係者と相談してまいりたいと思います。 108: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。
    109: ◎4番(村上伸子君) オルレのコースを歩いていて、アンニョンハセヨというのは非常にうれしいことではないかと思います。日本語でも何語でもいいのですが、声をかけられるという体験は非常に貴重なものだと思います。  今の話を伺っていて、あとは知り合いのお父さんかもしれません、そのワンちゃんのおじいちゃんは。そういう方々が唐桑には多々いらっしゃいまして、であるならばぜひ逆転の発想といいますか、考えているのが、こういう方々、地域にいらっしゃる方々、見事なお庭を育てる方々、犬をめでる方々、外国の人が来たと思って声をかける方々、こういう方々を、こちらから働きかけをして、オルレ、あるいは観光客風の方がいたら、ぜひ積極的に声をかけ、お庭にいざなって、できればお茶とお新香ぐらい出せるような状況であればと、地域にキーパーソン的な方をこちらからお願いする、声をかける、そして要所、要所で観光客に声がけができるというようなシステム、そういうものを私はちょっとイメージしているのですけれども、こういうアイデアはいかがでしょうか。どんなふうにお感じになりますでしょうか。 110: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 111: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  そうですね、大変ありがたいアイデアだと思います。先ほども申しましたとおり、本当に見事な庭園とか、あとは一緒に韓国の方々と歩いていたりしますと、花のことを質問攻めに遭うんですよね、樹木とか。ちょっと私よく分からなくて、残念な思いをさせたりしたかもしれないななんて思っていましたので、そういう部分では、今議員おっしゃるような、花を説明できたりとかすると、それもいい体験になるのかなと思います。  お茶、お新香はちょっと、それも含めて、地元の観光協会と相談してまいりたいと思います。 112: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 113: ◎4番(村上伸子君) ぜひ御検討いただきまして、唐桑のシニアの方々も楽しみが増えると、地域福祉への貢献にもなると考えております。ぜひ御検討いただくようお願いいたします。  では、次のオルレの交通と足の質問に参ります。先ほどの答弁にもありましたとおり、オルレの始点と終点が離れていることによって、そこの行き来がいささか不自由だということ。それに対する対策としては、これからは乗り捨て型のレンタサイクル、あるいは休憩施設を整えるというような案があると聞きました。具体的にレンタサイクルの運営、運用、いつぐらいから、あるいはどのような形での管理運用を考えているのか。そして、休憩施設としてはどのようなものが考えられるのか、伺います。 114: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 115: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  まず、1点目のレンタサイクルに関しましては、みやぎ環境税を財源とした制度を活用いたしまして、電動アシスト自転車、これはソーラーパネルで発電した電力を活用する電動アシスト自転車と、あとこれのシェアステーションを設置したいと考えておりまして、自転車の台数については10台、それからステーションについてはスタート地点とゴール地点に1基ずつということで、年明けに着工して、いろいろ準備等を含めれば、来年の早い時期に、5月ぐらいをイメージしておりますが、から供用開始できるようにしたいと思っております。  2点目の休憩施設でございますけれども、現在オルレでいらっしゃる方々が、例えばコーヒーとか、軽飲食できるところが、今スタート地点にはなくて、これは必須だろうと思っておりまして、時期は明言できませんが、今ビジターセンターのリニューアルを県とも協議中でございますので、その協議の中で飲食スペースもこの施設に設置できるように検討しているところでございます。そのことで、例えばバスの待ち時間なども、飲食をしながら、あるいは地域の方々もそこを利用することで、先ほどのことにもつながりますけれども、来訪者と地域の方々とのそこでの交流も生まれるのではないかと思っております。 116: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 117: ◎4番(村上伸子君) では、ぜひ実現化に向け、働きかけあるいは検討、実施を進めていただきたいと思います。  次に、3)の食の話になります。先ほどの答弁の中で唐桑特有の食、海産物なんですけれども、そういうカキに代表されるようなものがあるという話でした。ここでは1つ提案といいますか、唐桑の食を何か一つ、三陸沿岸部ではほかの地域で某道の駅とか、あちこちに海鮮を中心とした食がありまして、そこを目指して関東圏からもやってくるぐらいの、そういう人気のメニューがあると聞いています。岩手県でもちょっと変わった瓶詰の食があると聞いております。唐桑にもぜひ何かパンチのあるものが1つあるといいなと思うのですけれども、簡単にできるものとして、唐桑で何か1品、いささかなものでもよろしいのですが、唐桑に行けばこれが食べられるというような何かメニューを1つ設定しまして、飲食店でありますとか、宿泊施設でそれが共に供されるというような考え方もできないかなと思います。もちろん横のつながり、横の連携、あるいは検討は必要だと思いますが、唐桑に何か食を1つという観点から、こういうことを考えておりますが、いかがでしょうか。 118: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 119: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。議員の御提言は、特に唐桑地域ということだと承ったものですから、そのような前提でお答えします。  唐桑地域はいろいろ、パンチのある料理、メニューということでした。それは大事だと思います。併せて、その味わいとともに、ストーリーというのがやはり大事かと思いますので、唐桑地域ならではというストーリーと組み合わせた食材、それのメニュー化ということを、先ほど市長答弁でもありましたですけれども、唐桑の活性化委員会、これは関係者とか、商工団体の方とかも入っていますので、と一緒に検討してまいりたいと思います。 120: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 121: ◎4番(村上伸子君) ありがとうございます。進めてくださいと一辺倒で言っているだけのような気がしてきましたが、せっかくのアイデアあるいは提言、双方に出ているのであれば、取組を進めていただきたいと思います。  また、唐桑ならではのストーリー、あるいは味わいというものですね。今日はちょっと時間がなくなってまいりましたので質問は控えさせていただきますが、どんなものができるのか、後々また検証させていただきたいと思います。  次の質問です。株式会社モンベルとの包括連携協定についての御答弁をいただきました。広いエリアでの唐桑、モンベルという大きな会社なんですけれども、唐桑をモンベルエリアと定めまして、そこでの様々な事業展開が見込まれているということでした。たくさんおっしゃったので書き切れずに、断片的な記憶で話しておりますけれども、モンベルクラブの会員、96万人ですよね。たしか調べたところでは、フレンドエリアというのが国内に96エリア、モンベルフレンドショップというのが1,800施設あると頂いた資料には書いてありました。そのうち、様々な御提言がありましたアウトドアに関して、自然を活用したもの、ちょっと今日は突っ込もうと思ったのですが、御答弁のまま受けまして、また次の機会にこのモンベルとの連携がどのように進んだか、はかれる時期になりましたら、またこれは再質問というか、質問させていただきたいと思います。  1つだけ、アウトドアに関して感じているのが、コロナ禍の中でアウトドア活動への人気が高まっている中、キャンプもなぜか注目されていると聞いています。ユーチューブあたりでもキャンプの動画が見られたりとか、唐桑町にも既存のキャンプ場がありますけれども、オートキャンプという形での格上げといいますか、ブラッシュアップといいますか、唐桑町のキャンプ場のさらなる利便性の高い活用はどんなものと考えていらっしゃいますでしょうか。 122: ◎議長(菅原清喜君) 観光課長畠山 勉君。 123: ◎観光課長(畠山 勉君) お答えいたします。  1つのアイデアとして、今オートキャンプというお話をいただきました。これはまだアイデアレベルではありますけれども、からくわ荘の解体跡地は、ただの更地であってはいけないわけでして、これは補助金の条件として民間活力の導入ということもありましたので、一つのアイデアとして、今のお話もあろうかと思います。ただ、これは何か決まっているわけではありませんので、アイデアということで申しております。  また、民宿であったりとか、既存の宿泊施設もありますので、そういったところとの共存共栄を図りながら、様々な宿泊形態については考えていく必要があろうかと思っているところであります。 124: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 125: ◎4番(村上伸子君) 承りました。また、後ほど跡地活用、モンベルの活用については、先ほども申したとおり、キャンプ場も含めて検証させていただきます。  次、(3)NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の唐桑地域への波及効果についての質問をさせていただきます。  連続テレビ小説の人気というものは、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、国民的ドラマと言われるほどの視聴者数を誇り、伝統、歴史もあります。今回、この「おかえりモネ」が気仙沼でロケを行い、本市が舞台になるということで、唐桑地域をちょっとしゃしゃり出させるのもどうかなと思ったのですが、主人公の女の子が気象予報士だということです。気象というものは唐桑、もちろん私たちだけが海の文化を享受していると言い切るわけではありませんけれども、唐桑の伝統的な漁業であり、海に根差した文化という中では、天気というものが非常に大きなウエートを占めるといいますか、とても大事な部分になってきます。唐桑で育まれてきたそういう文化、あるいは神様への畏怖ですとか、海への信仰の気持ちですとか、そういうものが反映されたらいい、うれしいという思いでおりますけれども、この唐桑の特色というものをドラマに生かしていただくべく、どのような手法が有効とお考えか伺いたいと思います。 126: ◎議長(菅原清喜君) おかえりモネプロジェクト推進室長村上忠大君。 127: ◎おかえりモネプロジェクト推進室長(村上忠大君) お答えいたします。  「おかえりモネ」への唐桑地域の活性化に向けた取組ということでございますが、先ほど市長の答弁にもございましたが、食文化など様々な形で気仙沼の魅力が紹介されていくことと思います。今回のロケ地につきましては、気仙沼の沖に浮かぶ自然豊かな島ということで、主な露出につきましては、そちらが中心となってくるかとは思いますけれども、今回の番組で紹介されるものだけではなくて、様々な関連づけを行いながら、唐桑あるいは本吉地域を含めた観光、食文化など、市内全域の魅力を伝えてまいりたいと思います。  先ほどお話のありました部分につきましては、民俗文化なども丁寧にリサーチしながら、NHKにも情報発信等をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 128: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 129: ◎4番(村上伸子君) まだロケが始まったばかり、私たちもストーリーを全く分かっておらずというところですが、また再度ロケにいらっしゃるということも聞いています。大島が中心のロケになるのかどうか分かりませんけれども、唐桑地域の特色、あるいは唐桑地域の海の精神というものが反映されるような、そういうチャンスに恵まれたらいいなと思っております。これからの推進室の動きも見させていただきまして、オール気仙沼、唐桑も含めさせていただきまして、オール気仙沼で「おかえりモネ」の成功をまず祈るところであります。  そして、ちょっとここで今までしゃべってきた中で一つ述べていないというか、唐桑町と和歌山県新宮市というまちがありまして、これは気仙沼市の交流都市になっている都市でございます。2年前に協定を結んだまちなんですけれども、コロナの影響もありますけれども、この関係が今のところどんなふうに動いているのか全く見えてはおりません。もし市長が新宮市に関して、何かお考えのものがあれば述べていただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 130: ◎議長(菅原清喜君) 村上伸子議員、通告にないんですよ、これ。これはうちのほうで認めません。次の質問をお願いします。 131: ◎4番(村上伸子君) 次の質問に参ります。失礼いたしました。  大項目2、技能実習生の現状について。  (1)技能実習生の現状について。12月2日付の全国紙に、「外国人実習生、企業任せ」という記事が掲載されました。技能実習生が人口に占める割合が高い100の自治体のうち42自治体が人数を把握していないという内容です。本市の技能実習生の人数や国籍、職種の把握について伺います。  (2)実習生への「やさしい日本語」対応について。11月28日に開催された「はじめてのやさしい日本語研修」に参加しました。受講生の多くが日本語教室の講師などでしたが、実際に実習生が就労している企業からの参加状況について伺います。また、防災面での「やさしい日本語」の活用についての考えを伺います。 132: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 133: ◎市長(菅原 茂君) 技能実習生の現況についてお答えいたします。  外国人技能実習生の現状についてでありますが、本市に住民登録をしている技能実習生の総数は、令和2年11月末現在で349人となっております。このうち国籍で最も多いのが、インドネシアで178人、次いでベトナム71人、ミャンマー41人などとなっており、在留資格別では技能実習1号が45人、2号が265人、3号が39人となっております。このほか、市外在住で本市で実習している方もおりますが、正確にはつかめません。  一方で、従事している職種や勤務先については把握が困難であったことから、昨年11月から転入届時に窓口でアンケートを実施し、情報把握に努めております。そこで得られた情報や産業界からの情報を基に、技能実習生の受入れや実習実施企業の指導などを行う、市外を含めた監理団体向けにアンケートを実施し、現時点での市内事業所における受入れ状況を調査中であります。途中集計によると、技能実習生を受け入れている市内の企業は32社で、実習生は365人、職種として最も多いのが水産加工を中心とした食品製造であり、22社で303人が実習に当たっております。次に多いのが繊維・衣服関係で、4社で40人、次いで溶接1社10人となっております。今後も外国人技能実習生の実態把握に努めてまいります。  次に、実習生への「やさしい日本語」対応についてでありますが、本市の外国人住民登録者は本年11月末現在で本市人口の約1%の599人となっており、国籍は20か国であります。うち、技能実習生が約60%を占めております。  外国人が地域社会の一員として生活するためには、言葉でのコミュニケーションが必要でありますが、国籍が多岐にわたっていることから、全ての言語への対応は困難と考えております。技能実習生を含む外国人は、簡単な日本語であれば理解できる方もいることから、本市では先月末に外国人を受け入れている側の日本人を対象に「やさしい日本語研修」を実施しました。  この研修名は、1995年の阪神淡路大震災で、日本語や英語が理解できないために被災した外国人が多かったことから考え出された表現であります。研修では、簡単な単語を使う、曖昧な表現を避け短い文章にする、尊敬語や謙譲語、擬音語、方言は使わないなど、ふだん使用している日本語よりも簡単で外国人にも分かりやすいように配慮しており、お子さんや高齢者の方々にも有効とされております。  さきの研修会には25名の参加をいただき、うち本市の技能実習生受入れ事業所からは3事業所、4名の参加がありました。参加者における同研修会に対する満足度や理解度が高かったことから、今後も継続してまいります。  防災面においては、小さな国際大使館による外国人防災講座や、市ホームページでの外国人への発信に「やさしい日本語」を活用しております。また、災害時の避難所運営においても、外国人への対応を想定し、「やさしい日本語」の活用を進めるため、市職員対象の研修会実施についても検討しております。 134: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 135: ◎4番(村上伸子君) 2年前の定例会のときに受入れの様子を聞いたときには、把握していないという答弁があったと思うのですが、今回は住民登録をした外国人、技能実習生として来市した方々の情報をちゃんと把握しているという答弁です。この受入れ情報の把握を始めた理由ですね。この2年で把握しようと思った理由と、あとこの情報がどのような場面で役に立つのかなと。どういうような場面で役に立つと思って、情報の収集をしているのか伺います。 136: ◎議長(菅原清喜君) 産業戦略課長梅内 摂君。 137: ◎産業戦略課長(梅内 摂君) お答えいたします。  この外国人実習生の現状につきましては、現状、全国的な人口減少によって、外国人労働者の活用という大きな部分がございますので、市としても今後も継続して把握してまいりたいと考えてございます。以上でございます。 138: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 139: ◎4番(村上伸子君) あとは、監理団体、企業というものが関わってきます。技能実習生の受入れには監理団体が存在し、そして企業があるのですけれども、今現状、どこの部署かはちょっと分かりませんけれども、企業と監理団体と市で情報を交換するとか、話を伝え合うとか、そのようなつながる関係には今あるのでしょうか。そういう関係の構築はなされていますでしょうか。 140: ◎議長(菅原清喜君) 産業戦略課長梅内 摂君。 141: ◎産業戦略課長(梅内 摂君) お答えいたします。  現状、今監理団体と市でやり取りはしていない状況でございます。今回の調査につきましては、市民課窓口でアンケートを行った結果を基に、受け入れているであろう監理団体、14団体に対して、うちのほうからさらにアンケートを行って、情報を把握したという現状でございます。以上でございます。 142: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 143: ◎市長(菅原 茂君) 答弁の追加をします。  監理団体とは、御存じのように一定程度のやり取りがあります。そのことがあって、初めてエイビックのような団体から日本語講師を派遣していただいたりしているところでございます。本市としては、外国人の技能実習生が本市産業の振興において、最も大事なものの一つと認識しておりますので、人数が多ければ、その方たちの生活もしっかりと気仙沼になじんで、かつ、安心して過ごしていただくというものにならなくてはいけないという観点で、産業部だけではなくて、まちづくり推進課も含めて対応しているところであります。 144: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 145: ◎4番(村上伸子君) では、この項目については最後の質問です。この記事の中でとある市長の、「実習生は自分たちが住む寮と職場を行き来するだけであまり見かけない。行政の出番がない。彼らは透明人間だ」という話が出ています。今の答弁ですと、行政の出番がないということでは、本市の場合はないと思いますが、職場と寮を行き来するだけという生活は、非常に近いものがあるなと感じております。本市の状況はいかがでしょうか。この透明人間というのもすごく語弊があるのですけれども、技能実習生の生活の様子はどんな感じでしょうか。 146: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 147: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 透明人間という現状にあるかどうかという部分についてでございますが、確かに仕事が終わって寮に帰ってということと、あとはそういった面では、実際にバスで送られている会社もございますし、自転車で通勤している会社もありますし、徒歩で通勤していることもございます。そういった意味で、通勤途上という部分については、市民の方も出会えば挨拶はしていると思いますし、そういったところで活用されているのが「やさしい日本語」ではないかなと考えております。  また、そういった人たちが寮に籠もらないように、職場から暮らしているところに籠もらないようにということで、地域の中でイベントに御案内したり、また市のほうでもイベント、交流会を実施しているところでございますので、気仙沼市において技能実習生が透明人間であるとか、そういうふうには考えていないところでございます。 148: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 149: ◎4番(村上伸子君) 承知いたしました。透明人間ではないという捉え方ですね。そのためには市民の関わりも必要になってまいります。これから先々の居場所とか、彼らが楽しめる場等の創出が必要になってくるかと思います。これに関しても、またもう少し時間をかけて見させていただきたいと思います。  もう一つ、(2)「やさしい日本語」の活用なのですが、これを最後の質問にさせてください。もう時間がないです。この研修、さっきの研修なのですけれども、企業からの参加があったということで安心いたしました。願わくはもう少し現場の監督とか、現場のおばちゃんたち、実際に話をする方々に「やさしい日本語」の講座を受けてほしいというのが私の願いでございますが、今後も開かれるのであれば、そのときにそういう方々の誘致というか、掘り起こしを図っていただきたいと思います。それは要望として申します。  もう一つ、この研修には市の職員も何人か参加されていたと聞いています。若い職員を中心にと聞いていますが、市の職員の方々、この研修で学んだ「やさしい日本語」の技術をどのように実践していくのか、どのようにお考えか伺います。 150: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 151: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 市の職員が「やさしい日本語」講座を研修した場合の今後の活用方法という部分については、市長の答弁にもございましたが、避難所を運営する上では外国人を案内する機会もあろうかと思いますし、また市役所を訪れた場合に窓口でないところの部署におきましても、そういう職員が「やさしい日本語」を使いこなすことによって、外国人のみならず、高齢者や子供さんたちというような形で配慮できるような対応ができるのではないかと考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 152: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 153: ◎4番(村上伸子君) では、技能実習生の現状については、今日は質問を終わらせていただきます。  大項目3、信号機のない横断歩道での交通ルールの徹底について。令和元年6月定例会の一般質問からどのような取組、成果があったのか伺います。  (1)信号機のない横断歩道での歩行者の安全について、歩行者が優先の横断歩道で、いまだに車が一時停止をしない様子が市内で散見されます。歩行者の身の安全を図るための施策を伺います。  (2)観光客への印象対策の必要性と取組について。本市を訪れる観光客にとって、顔とも言える内湾地区の横断歩道で歩行者が渡れずにいる光景を見かけます。交通ルールの遵守が、本市の良好なイメージ、つまりシティーブランドの確立に必要ではないかと考えますが、市の見解と取組を伺います。 154: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 155: ◎市長(菅原 茂君) 信号機のない横断歩道での交通ルールの徹底についてお答えいたします。  信号機のない横断歩道での歩行者の安全についてでありますが、本年8月JAFが行った信号機が設置されていない、歩行者が渡ろうとしている横断歩道を通過する車両を対象とした全国調査によりますと、宮城県は一時停止率が全国ワースト1位とのことであります。宮城県警では、その調査結果を受けて、今回新たに県内で統一した信号機のない横断歩道の横断方法を定めており、気仙沼警察署が作成したチラシでは、歩行者が、安全確認をする、手を挙げて渡る合図をする、もう一度安全を確認しながら渡るなどの横断方法が示されております。本市ではこのチラシをホームページに掲載しておりますが、今後は様々な機会に配布するなど、一層の周知を図ってまいります。  このほか、横断歩道における車両の一時停止のルールが浸透するよう、交通指導隊による街頭啓発活動や交通安全教室を継続して実施してまいります。また、効果的な街頭啓発箇所について交通指導隊と協議をしており、昨年10月から立哨の際に、横断歩行者優先などのハンドプレートを持ち、ドライバーへのアピールに努めているところであります。市広報でも来年1月号に記事掲載し、周知することとしております。今後も引き続き、警察署や交通安全協会など関係機関と連携協力し、一層啓発活動を進め、事故のない安全な交通環境の実現に努めてまいります。  次に、観光客の印象対策の必要性と取組についてでありますが、観光客に再び訪れてもらうためには、快適に観光ができる環境が重要と考えております。内湾地区のPIER7と迎の前の横断歩道については、休日を中心に多くの人が渡っていますが、平成28年の交差点協議において、信号機が設置されている交差点との距離が近いこと、また従前から信号機がない交差点であったことなどの理由から、宮城県公安委員会の判断により信号機の設置は認められなかったものであります。  また、降車場の設置についても同様に、平成28年に行った土地区画整理事業の道路工事に伴う宮城県公安委員会との交差点協議において、降車場を設置することにより、歩道の有効幅員2メートルが確保できないなどの理由から設置できなかったものであります。  現在は、宮城県による復旧工事が本年度内の完了予定となっている海側の旧港ふれあい公園において、大型バスを含め、乗り降りができるよう県に要望しているところであります。  内湾地区においては、道路を挟み、観光駐車場や商業施設があることから、イベント開催時には主催者が付近の横断歩道に誘導員を配置し、歩行者の安全確保に努めておりますが、引き続き歩行者に配慮いただくようお願いするとともに、イベント開催時以外については、交通指導隊による街頭指導や交通安全協会など関係団体と一体となった啓発活動を実施するなど、観光客の本市に対する良好なイメージを定着させてまいります。 156: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 157: ◎4番(村上伸子君) 2年前の定例会にいただいた答弁に、さらに加えていろんな施策があるということを今日伺いました。信号機のない横断歩道の安全な横断方法、これは今市役所のホームページにも載っているものなのですけれども、警察署に参りましたときにも同じものを頂きました。今のところ、横断歩道での安全を確保するためには、歩行者が気をつける、手を挙げるというマナーを今回は打ち出していると感じますが、私が2年前から思っているのはドライバーへの意識改革なんです。ドライバーへの働きかけ、啓発というもの、つまり危ないと、止まるということを徹底させるために、ドライバーに対する啓発というものを、もしかしたら聞きはぐったのかもしれませんので、もう一度どういうものがあるのか伺います。 158: ◎議長(菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 159: ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) お答えいたします。  ドライバーについては、マナーではなくて法規、法令違反になります。こちらについては、警察署でも取締り等をやっていただけるものと考えております。市としてできるものは、やはり本来法令違反なのですけれども、マナーを守りましょうということで、ドライバーにもその呼びかけを行っていくことが必要だと考えており、今後も対応してまいりたいと考えております。 160: ◎議長(菅原清喜君) 4番村上伸子君。 161: ◎4番(村上伸子君) ドライバーへの働きかけ、啓発というものも考えていらっしゃると理解しました。  最後になりますので、思っていることは、信号機のない横断歩道での一時停止なしというのは、マナーではなくてルールですという文言を時々テレビで見かけます。罰則も発生する、罰則の対象にもなり得る違反行為でございます。ぜひそういうところを、違反行為であるという、非常に重大なものであるということを載せて、ドライバーの意識の改善を図っていただきたいと思います。今日は、私の要望で終わります。以上です。 162: ◎議長(菅原清喜君) これにて4番村上伸子君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。再開を午後1時といたします。
         午後 0時10分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 1時00分  再 開 163: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「シングルマザー等への支援について」外2か件、2番三浦友幸君の質問を行います。2番三浦友幸君。 164: ◎2番(三浦友幸君) 2番、会派未来の三浦友幸です。議長のお許しを得て、通告に従い、質問します。  先月の広報けせんぬまの市長コラムでは、国連事務総長特別顧問で日本ユニセフ協会副代表の高須幸雄氏が来市された件が掲載されていました。人間の命、生命、尊厳に関わる91の指標の中で、宮城県は全国47都道府県中、総合45位、特に人間の尊厳に関わる指標は47位と残念な結果になっていました。  また、宮城県は1世帯当たりの1月の可処分所得においても47位、1か月当たり32万5,000円だそうです。ちなみに1位の富山県は52万円で20万円ほどの差があります。近隣だと、岩手は40万円、山形が45万円、福島が51万円となっています。  高須氏のお話では、宮城県の場合、子育て支援は重きが置かれ始めているが、子供支援や女性支援は少ないそうです。また、SDGsの観点である誰一人取り残さない社会の実現を目指しているのであれば、取り残されそうな人たちは誰なのかというところからアプローチすることが重要であると話されていました。以下、シングルマザー等への支援、子ども・子育て支援、不登校支援についての3点を伺います。  1、シングルマザー等への支援について。  平成28年度全国独り親世帯等調査による推計によると、全国の独り親世帯は約142万世帯、うち9割弱、87%が母子家庭となっている。令和元年における全国の独り親世帯の相対的貧困率は48.3%、ディープ・プア、おおよそ可処分所得の4分の1以下の世帯は13%と言われております。  コロナ禍において、今後より一層独り親世帯の生活環境への影響の懸念があります。そのため、今月政府は「ひとり親世帯家庭等相談支援体制強化事業」や「ひとり親世帯臨時特別給付金」の追加を閣議決定しました。  独り親世帯の世帯数の目安となる本市の母子・父子家庭医療費助成制度を受けている世帯数は、全世帯数の2.4%、約630世帯と伺っています。小泉地区の全世帯数より多く、恐らく中井地区より少し少ないぐらいです。  今年の制度申請では、気仙沼においてはコロナ禍の影響はあまり大きく出ていないと伺っていますが、初めから所得や就労の問題、子育ての負担も大きく、また今後の懸念もあります。以下の点について伺います。  (1)独り親家庭の生活実態調査の実施の必要性について、市の見解を伺います。  (2)独り親家庭の親同士が交流を持てるサロンの実施、また民間による独り親家庭に対する支援活動に補助を検討できないか伺います。  (3)独り親家庭に対する休日における相談窓口を設けることができないか伺います。 165: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 166: ◎市長(菅原 茂君) 三浦友幸議員の質問にお答えいたします。  シングルマザーなどへの支援についてでありますが、独り親家庭の生活実態調査については、改めて調査するのではなく、現在対面により行っている母子・父子家庭医療費や児童扶養手当の手続の際などの機会を捉えて、生活の状況や困り事などについて丁寧に聞き取りを行っており、制度の周知や必要な支援につなげております。  なお、コロナ禍において、子育てと仕事を1人で担う独り親世帯に、特に大きな困難が生じていることは承知しており、国のひとり親世帯臨時特別給付金に加えて、市の独自支援策としてひとり親家庭等緊急支援金を支給したところであります。また、先ほど述べられましたように、国の追加の経済対策でも予定されておりますので、そのことにも対応してまいります。  次に、独り親家庭についてでありますが、現在具体的な内容は決まっておりませんが、試行的に独り親世帯の方を対象としたサロン活動を開始したいという方からお話を伺っております。その活動に対してどのような連携が図れるか、意見交換しながらサポートしていきたいと考えております。  また、補助については独り親支援に限らず、多くの市民団体が子育て支援活動を展開しているところであり、官民を問わず、市全体で子育て支援を進めていく観点から、総合的に判断してまいります。  次に、休日相談窓口についてでありますが、常設の休日相談窓口の設置は考えておりませんが、手続が行われないことで不利益が生じる母子・父子家庭医療費や児童扶養手当の現況届については、期間中の受付時間を午後7時まで延長しているほか、休日の受付日を設けており、併せて様々な相談にも丁寧に対応しております。 167: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 168: ◎2番(三浦友幸君) (1)から再質問させていただきます。  毎年申請の際に対面でお話を伺っているというのは、担当の方からも伺っていました。ただし、独り親世帯の方々はやはり働きながら子育て、あと仕事、家事等こなしており、時間にかなり余裕がないと。なので、そんな対面で申請をする際も、あまり時間をかけずに申請を済ませたいという方も多くいます。担当者の方、丁寧に話を聞いているとは思うのですけれども、全ての項目について、詳しくお話を伺えるわけではないと思われますが、この点についてはいかがでしょうか。 169: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 170: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  独り親家庭の方々からは丁寧に状況等を聞き取りした上で、それに合った対応をさせていただいているところでございます。今後も引き続き、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。 171: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 172: ◎2番(三浦友幸君) 丁寧にはやられていると思うのですけれども、様々聞き取りをしたいけれども、聞き取れない部分もあるかと思います。さらに全体の傾向だったり、いろんな本人が自覚していないこと等もあるのではないかなと思います。  さらには、前回一般質問の際に、子供の貧困調査の件をお伺いしましたが、それは実施していくという方向で話を伺っていました。恐らくですけれども、子供の貧困に関しては、全国的に小学4年生以上を対象にすることが多いかと思うのですけれども、それ以下の方々だったり、先ほど、あまり独り親に対して貧困のイメージはつけたくないのですけれども、貧困率も非常に高いことから、4年生以下の方々への調査も含めて、これが必要だと思い質問していますが、その点についてはいかがでしょうか。 173: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 174: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  独り親の貧困というお話をいただきましたけれども、各種手当等につきましては、所得制限等がございますので、所得状況についても確認しながら対応しているところでございます。そういった観点から、今後も引き続き対面でのやり取りで対応させていただきたいと考えております。 175: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 176: ◎2番(三浦友幸君) 対面時でもいいのですけれども、もう少し、例えば細かく項目を定めて、調査形式でやり取りが行えないかなと思っています。ただし、先ほどもお話ししたように、時間がない独り親の方々も多くいるということで、その点については工夫も必要かなと思われます。1点はその点と、あとは今後デジタル化になっていって、対面の申請がどうなっていくのかということもあります。その点、2点についてお答えください。 177: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 178: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  対応につきましては、先ほど市長の答弁にもございましたとおり、夜7時までの受付、それから休日等の受付等によって対応しておりますので、その辺は引き続き行っていきたいと考えております。  それから、対面でやっている理由の1つといたしまして、手当の誤った支給を防ぐためということもございますので、その辺は今後もそのような形で対応したいと考えているところでございます。 179: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 180: ◎2番(三浦友幸君) この対面でのときに、できるだけ工夫をして、何かデータが集まるような形の聞き取り等を行っていただきたいと思います。デジタル化については、今後進み具合等、対面の必要性もあるということで御検討いただければと思います。(1)については、今日はこのぐらいにします。  (2)の再質問をいたします。サロンですけれども、先日、ぬま大学の発表を私も見ていましたけれども、そのほかにも当事者の方でシングルマザー等の独り親の支援をしたいという方のお話を何人か伺っております。そこへの支援策については検討するということでお話を伺いましたが、私は行政でも主催して、サロンが必要なのではないかなと思っております。それは、あまり多くはなくてもいいとは思うのですけれども、年2回だったり、1回だったりとか、民間の方々がやるサロンのバランスを見ながら、そういう場面が必要なのではないかと思っております。  調べてみると、自治体でやっているところはそんなに多いわけではないのですけれども、全くやっていないわけではないです。横浜市だったり、幾つかのまちでやっています。そのほかに、結構社会福祉協議会で実施している例がかなりあります。例えば山形県東根市は子育てで有名なところですけれども、そこでも独り親の交流会ということで、わくわく交流広場という名前で活動を実施しています。行政のそういう独り親のサロンの必要性について、もう一度お答え願えればと思います。 181: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 182: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  先ほどの市長の答弁にもございましたとおり、サロン活動を開始したいというお話を受けておりますので、まずはそちらのサポートのほうから進めていきたいと考えております。 183: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 184: ◎2番(三浦友幸君) この件についても、デジタル化の流れとなって、申請等もどのようになっていくかというところも心配しております。あと、民間が開くサロンと、行政が開くサロンの参加層が一般的に異なるような話も聞いております。様子を見つつということですけれども、ぜひ今後もそういうサロンの必要性について検討をお願いしたいなと思います。民間のシングルマザー等への支援団体からお話を幾つか伺っていますけれども、サロンは本当に重要だと伺っています。当事者同士のつながりとエンパワーメント、自分たちで情報共有して、何とかよりよい状態に持っていこうという力が生まれる場面として、そういう場所を設置しておくというのは、かなり重要だとお話を何団体かから伺っていましたので、ぜひ検討をお願いします。  続けて、(3)なのですけれども、休日の相談窓口なんですけれども、こちらはその申請時、申請の際に、休日の窓口を設置しているのか、それともふだんの相談があったときに、夜間とか、7時ぐらいまで窓口を設置したりとかしている、その辺についてちょっと詳しくお答えください。 185: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 186: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  先ほど市長の答弁にありました母子・父子家庭医療費、それから児童扶養手当の現況届の部分につきましては、手続が行われないことで不利益が生じるということから、夜間の受付、それから休日の受付を設けて対応しているところでございます。そのほか、随時相談等については、窓口のみならず電話あるいはメールでの相談等もございますし、相手に合わせた臨機応変な対応をしているところでございます。以上でございます。 187: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 188: ◎2番(三浦友幸君) ちょっとその辺あまり詳しくはないのですけれども、申請というのは、通常1世帯当たり年1回程度なのでしょうか。 189: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 190: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  現況届につきましては、年に1回の手続となっております。 191: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 192: ◎2番(三浦友幸君) 子ども家庭課として、あとまた担当者の方もかなり臨機応変に対応してくれているのかなと思うのですけれども、独り親家庭の方々が、その時間しかやはり相談できないと思っているのではないかなと思うのですけれども、この質問もそういう独り親家庭の方の声を基にして質問しています。また、申請関係以外にも相談したいことがいろいろあるのではないのかなと思われますが、その辺はどうなのでしょうか。  あと、夜間に対応したほうがいいのか、それとも休日を1日そういう予約制とかにして、そういう日に使ったほうが、担当者の方の負担が減るのか、その辺についてもお答えください。 193: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 194: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  相談につきましては、相手に合わせて臨機応変に対応しているところでございますので、今後も引き続きその辺は臨機応変に対応していきたいと考えております。 195: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 196: ◎2番(三浦友幸君) 先ほどお聞きしたことの1つで、臨機応変に対応してくれることを独り親家庭の方々は分からないのではないかなと。なので、相談できないと思い込んでいる方が結構いるのではないかなと思われますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 197: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 198: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  そのような方々がいらっしゃるのであれば、こちらのアナウンスの方法をちょっと検討していくというふうに考えます。以上でございます。 199: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 200: ◎2番(三浦友幸君) 私としては、あえて休日ではなくても、独り親の方が相談できる時間帯というのがちゃんと確保できればいいので、アナウンスというか、周知をお願いしたいと思います。  これは、あるシングルマザーの方の声なのですけれども、昨日までいろんな方にちょっと聞き取りをしていたのですけれども、本当に貯金がなくぎりぎりの生活だと。独りで働いて、独りで子育てして、独りで家事をして、お金も時間も余裕もないと。そして、世の中ではいつも独り親は好奇な目で見られると。いつも人の目を気にしながら、役所に行くのがとても嫌だそうです。児童手当をもらいに行くときも、税金で自分たち親子が助かっているので、自分が悪いことをしているような、惨めなような、もやもやした気持ちで行くそうです。余裕のなさが重なると自殺を考えてしまうときもあるそうです。本当に精いっぱいやっているのですが、これは私とかに言われたんですけど、お金や時間に余裕がある人たちには分からないのでしょうねと言われました。ただ、市の担当者の方からはとてもよくしてもらっていて、いつも感謝していますと言われていました。今回、調査とサロンと窓口の話をしましたけれども、私が言いたいのは、市全体の予算がない中で、独り親世帯に少しでも今よりも手厚くしていきませんかというお話をしています。この点について、もしよかったら市長からお話を伺えないでしょうか。 201: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 202: ◎市長(菅原 茂君) 今回の特にコロナ禍によって、独り親世帯の生活実態に、ほかの家族構成の皆さん方よりも顕著に影響が出ていると。直接的因果関係が解き明かされているわけではありませんけれども、女性の自殺も増えているということもあります。もちろん私は、お子さんがいる人は、そう簡単にはそういう行動に走っていただきたくないという強い思いがありますけれども、政府も非常に強い思いで、先ほど話しましたような追加の手当については閣議で決定したという報道もございます。  今後、第3次補正において、気仙沼市に幾ら、また地方創生臨時交付金が来るか分かりませんけれども、そのときの状況に応じて、独り親世帯と今言い切れるものではありませんけれども、直接的な産業活動だけではなくて、生活そのものにストレートに危機が迫っている皆さんがいるとすれば、対応は考えていかなくてはいけないと思います。 203: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 204: ◎2番(三浦友幸君) ぜひ、なかなか国の予算に頼ってしまわなければいけない部分はあると思うのですけれども、ぜひ検討のほうをよろしくお願いいたします。  続けて、子ども・子育て支援についての質問に移ります。個々の課題について、以下の点を伺います。  (1)民間が運営する子ども・子育て支援施設に対して、条件が整っているところに一般型の地域子育て支援拠点事業を実施すべきと考えるが、市の見解を伺います。  (2)幼稚園における預かり保育料は月額5,000円と定めているが、幼児教育・保育の無償化により、利用日数に応じ国から1日450円が補助される仕組みとなっている。利用日数が12日未満の場合、日数が少ないほど自己負担が高くなる。利用料を12日以上は5,000円とし、12日未満は利用日数に450円を乗じた額とするなど、料金体系を改めるべきと考えるが、市の見解を伺います。  (3)小・中学校や幼稚園などから保護者への連絡については、連絡用アプリを利用している学校や幼稚園が多いと伺っています。保護者の利便性の向上や職員の負担軽減のため、保育所でも導入すべきと考えるが、市の見解を伺います。  (4)今年行われた子育ちラボによって、参加団体のどのような課題解決につながったのか伺います。  (5)第2次総合計画前期計画にも掲載されていた子どもの権利条約に関するセミナー等の実施状況及び今後の取組について伺います。 205: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 206: ◎市長(菅原 茂君) 子ども・子育て支援についてお答えいたします。  民間が運営する子ども・子育て支援施設についてでありますが、民間団体が乳幼児親子を対象とした子ども・子育て支援施設を運営していることは承知しており、その団体とは活動内容等について定期的に情報交換を行っているほか、市の子育て支援事業にも協力をいただいております。また、団体の今後の運営や資金調達についても相談や話合いを数回実施しており、今後地域子育て支援拠点事業として運営していく意向も確認しておりますが、現段階でスタート時期などの明確な予定は示されておりません。  今後も引き続き団体との意見交換を実施していくとともに、その他の民間団体の子育て支援事業への参入等の相談にも応じながら、子育て環境の充実を図ってまいります。  次に、保育所での連絡用アプリについてでありますが、既に一部の保育所では活用しており、来年度全ての保育所での活用に向けて準備を進めております。  次に、子育ちラボについてでありますが、約3か月間の集中勉強会を通して、各参加団体が自分たちのこれまでの活動を振り返り、他団体の活動から刺激を受けることにより、目的や課題を掘り下げ、将来の方向性を明確にする機会となったものと捉えております。  本年度は初年度として6団体による勉強会を実施しましたが、さらなる民間チャレンジャーの参入を促進し、市全体で子ども・子育て支援に取り組んでいく機運が高まるよう、事業展開してまいります。  次に、子供の権利に関しては、これまでセミナーなどの実施には至っておりませんでしたが、今年度子ども・子育てを取り巻く環境についてのセミナーを計画しており、今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえながら、リモートでの開催や参加人数など実施方法について具体を調整していくこととしております。  私からは以上のとおりでありますが、教育関係については教育長から答弁いたします。 207: ◎議長(菅原清喜君) 教育長小山 淳君。 208: ◎教育長(小山 淳君) 三浦友幸議員の質問にお答えいたします。  幼稚園における預かり保育料についてでありますが、市立幼稚園における預かり保育利用料は月額5,000円であり、幼児教育・保育の無償化に伴い、就労などにより園における保育の必要性があると認定された場合は、月内の預かり保育利用日数に450円を乗じた額と、預かり保育料月額5,000円を比較し、小さいほうの額が無償となります。そのため、利用日数が12日より少ない場合や保育の必要性の認定を受けていない場合は、預かり保育利用料の一部または全額を納付していただくことになっております。  月単位の預かり保育利用料の納付が発生する方は、保育の必要性の認定があるため少数ですが、預かり保育の利用状況を精査し、子育て世代の経済的な負担軽減を図るために、料金体系の見直しを検討してまいります。以上です。 209: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。
    210: ◎2番(三浦友幸君) (1)から確認していきたいと思います。  (1)の答弁を伺いまして、それは民間団体にも出すつもりがあるということで認識してよろしいのでしょうか。 211: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 212: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  今後、意向を確認しながら調整していきたいと考えております。 213: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 214: ◎2番(三浦友幸君) 一つ、それは安心しました。子ども・子育て計画の中で、当初目標としては、子育て支援拠点事業については4か所予定しているとなっていましたけれども、今2か所設置されていて、残り2か所という表記が、今回の子ども・子育て計画に変わったときになくなっていたので、今まで4か所目標にしていたのが、2か所で終わりになるのかなと思って心配していましたが、そうではないということで確認しました。  子ども・子育て支援拠点については、利用者によって使っている子育て支援拠点事業の層が結構異なると伺っています。例えば子供の遊び場を併設しているところに行っているお母さんたちと、図書館に併設されている子ども・子育て支援拠点事業の場所では行っている方が違ったり、津谷にあるところだと、保育所とかが抱えてしまっているところは、コミュニティーがある程度固定化されてしまったりとか、そういう懸念もあるそうです。なので、可能であれば、より多くのそういう事業所を検討していただきたいなと思います。  (2)ですけれども、利用料を見直すということで、現在どういうふうに見直そうというか、方向性とかありますでしょうか。私は例として一つ、こういう例を今質問の中で書きましたけれども、例えば完全に利用日数に応じたものにしてしまうのか、その辺は定まっていますでしょうか。 215: ◎議長(菅原清喜君) 学校教育課長斎藤博厚君。 216: ◎学校教育課長(斎藤博厚君) 三浦議員の質問にお答えいたします。  まずは、今回議員から御提案いただきましたことに感謝申し上げます。それで、預かり保育12日以下の場合、利用が12日以下の場合、自己負担がその分出てしまうということについては、やはり考える必要が出てくると認識しております。それで、議員がおっしゃったようなところも一つの視野に入れながら、自己負担が少なくなるような方向で再調整していきたいと考えております。 217: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 218: ◎2番(三浦友幸君) ぜひお願いしたいと思います。これについては市民からの苦情というか、御意見があって、多分教育委員会も検討されたかと思うのですけれども、この無償化が始まり、コロナの状況によって、預かり保育をできれば控えてくださいという時期があったかと思うのですけれども、そのときに控えれば控えるほど自己負担が発生してしまうみたいな状態になっていて、市としてはそのとき全面的に無償化したんですかね。無料にしたかと思うので、恐らくまたコロナの状況によっては、同じような状況が発生してしまったりするかと思います。なので、ぜひその前に料金体系を改めていただきたいと思います。  続けて、(3)の連絡アプリについては、来年度から導入されるということだったのですけれども、ちなみに今この連絡アプリを導入していない保育所としている保育所の数を教えてください。 219: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 220: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  このアプリを導入している施設については1か所のみ、あとそのほかの施設については、まだ導入していないというところでございます。 221: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 222: ◎2番(三浦友幸君) 分かりました。保育所の数、今ちょっと把握していなかったのですけれども、後で確認したいと思います。アプリ等、苦手な職員の方もおられるとは思うのですけれども、総じて負担だったり、あとは保護者の方への連絡のスピードだったり、そういう効率化が図られると思うので、よろしくお願いします。  続けて、(4)子育ちラボについてですけれども、各団体の事業についていろんな整理がされて、そのモチベーションにもつながったり、各団体同士のつながりということで伺いましたけれども、今この子育ちラボについては、この間発表を行ったのは6団体だけだったのですけれども、先ほど子ども・子育て団体と言われていましたけれども、今集まっている団体は子育て団体のみかもしれないのですけれども、ほかにも市内には子育て団体もいたり、あとは子供支援をしている団体もあるかと思うのですけれども、そのような団体にお声がけしなかったのでしょうか。 223: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 224: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  今年度につきましては、初年度ということもありまして、子育て支援をしている団体に限らせていただいたというところでございます。 225: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 226: ◎2番(三浦友幸君) それは、今後そういう子供支援の団体や、ほかの団体にも声をかけていくということでよろしいでしょうか。 227: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 228: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  先ほど市長の答弁にもございましたが、さらなる民間チャレンジャーの参入を促進しまして、市全体で子ども・子育て支援に取り組んでいく機運が高まるように事業展開していきたいと考えているところでございます。 229: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 230: ◎2番(三浦友幸君) 先ほど、ちょっといろいろ聞いたことと少し矛盾してしまうかもしれないのですけれども、新しく活動を始める団体だったり、始めたばっかりの団体というのの団体の支援というのは、いろいろ可能性がある程度広がるかなと思うのですけれども、既に頑張ってやっている団体の団体支援というのは、結構時間や予算もかなりかかるもので、震災後に生まれたNPOがたくさんあるのですけれども、日本全体のNPO等の中間支援団体等がかなりそういう団体等も支援してやっているのですけれども、もう既にある程度頑張っているので、なかなかそこからさらにそれが広がって市民に波及するというところまで、なかなか効果として、全くないわけではないのですけれども、結構難しいのではないかなと私は思っています。その点については、どうでしょうか。 231: ◎議長(菅原清喜君) 保健福祉部長菅原宣昌君。 232: ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) お答えいたします。  既に活躍といいますか、これまで活動してきたNPO団体等の支援も含めてということでございますが、そのような団体等もやはりつながることが重要だと思っておりますし、この子育ちラボというところでは、それぞれ活動している団体同士がつながる中で見えてくるものもあるとか、そこに行政も関わることによって、それぞれつながることで、なお実現できるものもあるというところが非常に重要な部分だと思っておりますので、そのようなこれまでの既存の団体ともつながりながら、子育ちラボの中でつながる、そういう仕組みも考えていきたいと思っております。 233: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 234: ◎2番(三浦友幸君) つながり、確かに重要なのですけれども、既にそれは毎月の子育て団体の会議でつながりは結構持てているのではないかと思われるのですけれども、この子育ちラボについてですけれども、最終的にはどういう状態を目指して、その中でこのラボというのが全体の中でどういう位置づけになっているのかを伺いたく思います。確かに子育て支援の市民への意識の醸成等につながってはいるかと思うのですけれども、結構そこを気にされている団体とかもあるので、お答え願えればと思います。 235: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 236: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  最終的には地域の子育て力のアップを図るというようなところでございます。 237: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 238: ◎2番(三浦友幸君) 多分そういう気にしている団体とかは、もうちょっと具体的な、どういう状態がそういう状態に当たるのかというのを知りたいのだと思うのですけれども、どうでしょうか。 239: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 240: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  その点につきましては、市民と一緒になってつくり上げていくものと考えてございます。 241: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 242: ◎2番(三浦友幸君) この子育ちラボを全く否定するわけではないのですけれども、先ほどのシングルマザー等への支援だったり、ほかもさらに支援しなければならないところがたくさんある中での活動だったので、今回お話しさせていただきました。  ぜひ来年度については、今年コロナでいろいろ実施できない面もあったかと思うのですけれども、参加団体の中でどういう方法、構成がいいのか、どういうものを目指していくのかというのが見えないような声もあるので、その中でぜひそういうものを最初に定めてから、事業を進めていっていただきたいと思います。  続けて、(5)です。子どもの権利条約の件についてですけれども、今年セミナーを行っていくということだったのですけれども、今年も含めて、今後も子どもの権利条約についても、そういう何らかの中で実施し続けるということでよろしいでしょうか。 243: ◎議長(菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 244: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  この件につきましては、継続して取り組んでいきたいと考えております。 245: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 246: ◎2番(三浦友幸君) できれば、今こういう状態なので、なかなか難しかったと思うのですけれども、去年、一昨年だったりとか、もう少し早い段階で実施していただきたかったなと思っています。子どもの権利条約について、児童の権利に関する条約ですとか、これについてもいろいろ詳しく見てきましたけれども、内容としては子供の生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利など様々なものがあって、先ほどのシングルマザーの件だったり、子供の貧困の件や様々な件を含んでいると思います。恐らくいじめだったり、不登校の件についても、ものの考え方について深く関わるものだと思っています。  なぜもうちょっと早く実施していただきたかったかというと、実は今回総合計画のワーキングへの参加者が全体的に少なかったかと思うのですけれども、中には総計に載ってもねみたいな感じのことを言う方もおられたのですね、結構。載ってもどう実施されるのかということで、疑問を持たれている方々も結構いて、これは子ども家庭課の事業に限らず、ほかの事業においても、できれば市民の方が提案して、総計に載ることができた事業は、できるだけ実施していただくような方向で進めていただけないかなと思います。市民参加のまちづくりを市としてうたっているのであれば、そういうところにも配慮願いたかったなと思いますが、いかがでしょうか。 247: ◎議長(菅原清喜君) 震災復興・企画部長小野寺憲一君。 248: ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 総合計画の後期基本計画の関係ですので、私からお話をさせていただきたいと思いますが、今回4年間の前期基本計画で、そこの中での反省点もそれはありますし、この4年間での大きな社会の変化ということもあります。さらに、今回アンケート調査をしている、それの結果反映、そしてワークショップの意見の反映ということで、市民から出た意見については最大限の配慮をし、計画の中に位置づけ、実行できるように頑張りたいと思っております。  ただ、その中でも行政がやるべきということとともに、今回のワークショップについては、結構自分たちはこうすると、事業所にはこうしてほしいという提案もたくさん来ておりますので、市の最上位計画に載るということで、そういった方々の行動も促してまいりたいと思います。 249: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 250: ◎2番(三浦友幸君) いろいろ想像できていない部分だったり、いろんな思いがあって、今回は参加しなくてもいいかなという人が結構いまして、何人か引き止めて参加していただいた経過もあります。総合計画と個別事業計画の区別も多分市民の方々、なかなか難しいと思うので、そういうところも要因になっているのかなと思われます。  さらに、子ども家庭課の事業においては、去年ですか、タウンミーティングだったり、あと今やられている毎月の子育て団体の会議とかもあって、そういうところで意見を出しているので、総合計画であえて言わなくてもいいんじゃないかという声もあって、私の認識の中では、タウンミーティングとかの意見は、どちらかというと個別計画の事業にいろいろ影響があって、総合計画の文言として載っていくのかどうかちょっと疑問なんですけれども、その点についてはどうなっているのでしょうか。 251: ◎議長(菅原清喜君) 震災復興・企画部長小野寺憲一君。 252: ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) 総合計画と個別計画については、そごがあってはいけません。総合計画はどちらかというと大きな方針ということではありますが、個別計画あるいは個別のミーティング等を開きながら出てきた意見も、当然ながらそれで大きな方向性を総合計画に書くべきと判断すれば、それは総合計画の中に反映していくということであります。 253: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 254: ◎2番(三浦友幸君) 分かりました。では、ぜひタウンミーティングとかの結果も、総合計画に、子ども家庭課の課長でいろいろ配慮いただいて、取り入れていただければなと思います。  続いて、3つ目の質問に移ります。不登校支援について。  先日、地元紙に掲載された宮城県による長期欠席者調査の結果に疑問を感じると。小・中ともに無気力が3割を超え、いじめが0.1%、調査は学校側が回答したもので、担当課は、調査はあくまで学校側の視点と述べていましたが、民間が行ったアンケート結果とは大分異なる結果となっていました。以下の点について伺います。  (1)不登校児童・生徒及び保護者に対し、市教育委員会及び心のケアハウスやけやき教室による直接のアンケート調査等の実施が必要であると考えるが、見解を伺います。  (2)心のケアハウスとけやき教室の合併に向けて、設置場所を市教育委員会がある建物内から離し、現在使用していない市の施設等を活用すべきと考えるが、市の見解を伺います。また、他の関係部署や関係機関、民間団体との不登校等に関する情報共有の在り方や考え方を伺います。 255: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君の質問に対し、当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 256: ◎教育長(小山 淳君) 不登校支援についてお答えいたします。  市教育委員会や心のケアハウス及びけやき教室による不登校児童・生徒及び保護者に対するアンケートの実施についてでありますが、不登校の要因は児童・生徒に内在する心理的要因、学校生活に起因する教育的要因、家庭生活に起因する福祉的要因など多様であり、子供一人一人に寄り添う支援、保護者の思いや願いに寄り添う支援が大切であります。このためには、病院や願いの把握が重要であり、教育委員会としては、これまで学校からの聞き取りや文部科学省、宮城県の毎年各1回の調査に基づいて把握してきたところです。一方で、それだけで十分とは言えないことから、教育委員会としても児童・生徒や保護者の思いを確認する手だてを検討していきたいと考えます。  実際、9月議会で提案いただいた保護者の思いの確認を全校で実施したところ、学校と保護者のよりよい関係づくりに役立ったという意見が、学校、保護者の両者から聞かれました。教育委員会や心のケアハウス及びけやき教室としての実態把握については、アンケート調査がよいのかどうかも含めて、その方法について検討してまいります。  次に、心のケアハウスとけやき教室の合併後の設置場所についてでありますが、不登校児童・生徒は多様な要因、背景から、結果として不登校状態になっているものであり、一人一人の状況に応じた適切な対応が必要となります。また、不登校児童・生徒を支えている保護者に対する支援の充実も不可欠であり、児童・生徒及び保護者の気持ちや考えを尊重しながら、丁寧で寄り添った支援が求められるところであります。  現在、心のケアハウスとけやき教室を一体化して、(仮称)教育支援センターを設置することで、不登校支援を充実、強化することを検討しております。これまで心のケアハウスではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを学校に派遣し、学校における支援を重点としておりましたが、新たなセンターにおいては、けやき教室が行ってきた直接的な支援に加え、相談などを充実できるようにしたいと考えております。さらに、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー同士の情報共有の円滑化も図りたいと考えております。  (仮称)教育支援センターの設置場所については、子供たちの居場所にふさわしい適切な場所を広く検討してまいります。議員の御提案を、通所しやすく、活動しやすいセンターにすることと捉えまして、今後の参考とさせていただきたいと考えております。  次に、他の関係部署等との情報共有についてでありますが、心のケアハウスとけやき教室は、おのおのの役割を果たしながら、不登校支援において適宜情報を共有しているところであります。心のケアハウスのスクールソーシャルワーカーがけやき教室の支援員にアドバイスすることもございます。  今後は、心のケアハウスとけやき教室を一体化した(仮称)教育支援センターが、本市の不登校支援の中心的な役割を果たすことにより、関係部署、関係機関、民間団体等との支援ネットワークを構築し、個人情報に配慮しながら、支援計画や支援結果を共有したいと考えます。さらに、保護者同士の連携をより広げるため、民間施設等とも連携して、保護者ネットワークづくり、民間施設との定期的な協議会開催を検討しております。以上であります。 257: ◎議長(菅原清喜君) 2番三浦友幸君。 258: ◎2番(三浦友幸君) 残り時間が少なくなってきましたが、一つ一つ確認したいと思います。  (1)ですけれども、私はアンケート調査にこだわっているわけではないのですけれども、例えば学校側のほうでそういう保護者の方と認識のずれを基にした面談というのも、とても有効だったかなと思います。ただ、例えばですけれども、何かしらの原因が学校側にあった場合、もしくはあったと保護者の方が思い込んでいる場合、その原因について学校側になかなかはっきり言えないような状態が発生してしまいます。例えば子供が再び学校に行けるようになったとき、学校との関係が悪くなってほしくはないという思いもあって、なかなか正直、素直に言い切れない部分はあったりします。  あとは、逆に親へのヒアリングとなった場合に、場合によっては家庭に問題があった場合に、なかなか子供本人の意見と異なるような状態になってしまうときもあるかと思います。そういうような様々なバイアスがかかってしまう前提で、いろいろどういう方法がいいのかというのを検討していただきたいなというのが、この質問の趣旨でした。  そして、学校が保護者、いろいろあるとは思うのですけれども、教育委員会だったり、もしくは心のケアハウスとか、けやき教室がある程度ちょっと学校と少し距離を置いて、保護者の方から見たら、教育委員会はもしかしたら同じかもしれないのですけれども、そういうふうに距離を置いたところが何らかの調査を行うということが、より正確なことがそこから読み取れてくるのではないかと思われます。  (2)についてですけれども、(2)も場所について検討していただけるということで、これについては何回か、たしかそういう質問をしていたかと思います。  茨城県にひよこの家という適応指導教室があります。そちらは、町長が不登校支援に対してかなり熱心な方で、今たしか国会議員をされている方だったと思われますが、その方が古民家を改築して、そこを適応指導教室にしていました。そこには楽器を演奏できる離れがあったり、あとは障害を持たれている方も来ていたりとか、適応指導教室と呼ばれてはいるものの、雰囲気がかなりいい古民家の一軒家です。子供たちはその学校に行っていたり、ひよこの家に行っていたり、今日はひよこに行くからみたいな感じで、そんな感じでフラットに選べるような状態にある程度なってきていると。10年、15年ぐらい、何年か活動して、そういうような状態をつくり上げたと伺っています。なので、気仙沼市においても、新たな場所ではもう少し子供たちが通いやすいような状態を目指していただければと思います。  いろいろ、今回の質問に関しては、対応していただけるというようなお話だったのですけれども、1点、不登校の生徒から、自分が不登校になった話を聞いた経緯があるので、ここでちょっとお話しします。  学校でクラスメートからいじめを受けて不登校になった子がいます。親しい子はほとんど隣のクラスにいたそうです。先生からは、学校は遊びに来るところではないので、むやみやたらに隣のクラスに行ってはならない。物がなくなるから、隣のクラスに行ってはならないと言われており、居場所を失い体調を崩したそうです。その後、結局隣のクラスで授業を受けることになったそうですが、担任からは毎日、今日はどっちで授業を受けるのかと聞かれ、校長室では今の現状をどう思っているのかと聞かれ、何も考えられないと答えたら、そんなんじゃ駄目だと言われ、そのようなやり取りの中で不登校になったそうです。本人は不登校になった原因をいじめと言っていますが、不登校の原因は学校の中では身体的接触とされたそうです。その子のお父さんは、もっと別なやり方があったんじゃないかと。思い出すと悔しさが募るとおっしゃっていました。様々な不登校の原因があるかと思うのですけれども、一人一人ケースによって原因は違うと思うので、そのようなところに様々な関係機関、民間機関も含めて、支援の手を差し伸べていただければと思います。  私の質問は以上になります。 259: ◎議長(菅原清喜君) これにて2番三浦友幸君の質問を終わります。  議場の換気を行うため、暫時休憩いたします。再開を午後2時10分といたします。      午後 2時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 2時10分  再 開 260: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「予算編成と行政改革について」外2か件、1番今川 悟君の質問を行います。1番今川 悟君。 261: ◎1番(今川 悟君) 早速質問に入らせてもらいますけれども、今回の趣旨としましては、昨年度の職員の時間外が1人当たりで1,300時間もあったという人がいたということを受けて、来年度に仕事を進めやすくするために、どういうことを考えたらいいかということを考えまして決めたテーマですので、よろしくお願いいたします。  1点目は予算編成と行政改革についてです。復興期から通常期へ移行していく令和3年度の予算編成作業には、力強い行政改革と激変緩和策が求められますので、次の4点について質問します。  初めに、各部署からの新年度予算要求は、経常経費の10%カットを求めるなど、厳しい財政運営は市民サービスにも影響が心配されます。市民に理解してもらうためには、状況を正しく知ってもらうことが必要です。そこで、まずは予算編成の苦労や過程などを情報発信することについて、市の考えを伺います。また、令和3年度の予算編成方針の決定が遅れた理由と改善策を示してください。  次に、昨年度実施した全職員参加によるゼロベースの事業見直しは一定の成果がありましたが、庁外の視点を加え、さらに踏み込んだ抜本的な見直しが必要です。現在の取組と今後の見通しについて説明を求めます。特に復興関連予算で対応してきた産業振興やまちづくり支援などの事業の取扱いについての考え方を伺います。  次に、人件費削減には業務の外部委託が必要ですが、現状と課題を伺います。職員の時間外、休日出勤手当を減らすため、NPOや市民団体への業務委託、イベントや環境美化に市民の有償ボランティアを活用する考えはありませんか。その制度設計に当たり、気仙沼クルーカードのポイントを活用する可能性についても伺います。また、年度内に策定する定員適正化計画が人件費抑制の鍵となりますので、その検討状況について説明を求めます。
     最後に、市道整備計画は年度内の策定へ向けて最終調整に入り、新年度からの予算措置が期待されていますが、市道整備率が県内最低クラスで幅員4メートル未満の路線が6割を占め、まだ500キロメートル以上が未舗装の現状では、評価点が低い路線は、いつまで待っても手がつけられなくなりそうです。そこで、鳥取市や掛川市のように、自治会等が行う道路補修に生コンクリートや砕石などの原材料を市が支給するなどの支援制度を創設するなど、救済策を検討する考えはありませんか。以上です。 262: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 263: ◎市長(菅原 茂君) 今川 悟議員の質問にお答えいたします。  予算編成と行政改革についてでありますが、編成過程などの情報発信について、本市においては市ホームページで予算編成方針の公表、市広報で当初予算の概要について周知を行っておりますが、編成過程の情報発信については、繁忙期の作業となることから、現状では難しいものと考えております。  また、予算編成方針の決定時期が例年より遅くなっている理由は、8月下旬に実施した各部などとの次年度政策討議を踏まえた概算事業費と想定する通常予算の規模に大きな乖離があったからです。そのため、各部に方針の骨子を示して予算要求資料の作成を進めつつ、10月から11月にかけて部長間協議・調整を行ったところですが、なお事業費が過大であることから、今後要求資料に基づく予算査定の中で調整していくこととしたところであり、実質的に予算編成作業は進行中です。予算編成方針の成案については、近日中にお示ししたいと考えております。  なお、経常経費につきましては、事務・事業の効率化に向けた取組を促すため、マイナスシーリングを設定し、既に作業の7割程度を終えているところであります。  次に、事務・事業の見直しと復興関連予算についてでありますが、事務・事業の見直しは、全ての事務・事業を全職員の参加により点検、見直しを行い、復興後を見据え、時代の変化に即応した効率的で持続可能な行財政運営を目指す目的で、平成30年10月から開始し、本年7月まで約1年10か月をかけて実施してきました。事業は約800件、事務は約2,300件を点検、見直しし、事業については約6,000万円の経費削減を、事務については2万4,000時間ほどの業務時間を削減できる見通しとなり、人件費に換算すると約6,000万円の削減となりました。事務と事業の見直しのトータルでは、約1億2,000万円の経費削減効果となっております。経費削減のみならず、職員の意識改革にもつながり、一定の成果があったものと認識しております。なお、その結果の一部を行財政改革アクションプランに組み込んで、引き続き取組を進めるところであります。  復興関連予算で対応してきた産業振興やまちづくり支援などの事業については、令和3年度から令和7年度までの第2期復興・創生期間の中で、ソフト事業が主な事業となりますが、引き続き復興予算や地方創生に係る補助制度などを活用しながら、活力あるまちづくりに努めてまいります。  次の外部委託についてでありますが、これまで継続して業務の外部委託や諸施設の指定管理について、各担当部署を中心に検討を行ってきましたが、直営より業務委託の経費が上回る場合や、そもそも業務の受皿となる事業者、団体が見つからないなどの要因もあり、一層の調査研究が必要な状況にあります。このような中、本年11月から本庁車両の一元管理と順次リース化に着手しておりますが、このことにより庁用車の維持管理業務の一部の外出しが可能となったところであり、このような手法も含め、さらに検討してまいります。  次に、NPOや市民団体への業務委託等については、人材育成や福祉関係など現在でも必要に応じて市の業務を委託しているところであります。また、市民個人からのボランティアとしての活動参加希望については、地域づくり推進課が所管する市民活動支援センターで相談を受け、活動したい分野のNPOや市民団体の紹介、橋渡しを行っております。  ボランティア活動については、一般的には自発的な意思に基づき、他人や社会に貢献する行為とされております。市のイベント等へのボランティアの活用については、担当部署、機関が事業を行う場合に、業務内容の性格を判断し、個別に検討してまいります。  なお、有償ボランティア活用時の気仙沼クルーカードのポイント利用については、事務負担、手数料等経費負担を判断していく必要があります。  次に、定員適正化計画の検討状況についてでありますが、類似団体における人口を基礎に加重平均した職員数などを目標に、今後の定年退職や再任用職員の推移を想定した上で、新規採用者数の抑制を図るという計画になるものと考えており、その趣旨は11月に公表した中期財政見通しにおける人件費の見込みに概算として織り込んでいるところであります。現在、計画の成案化に向けて新年度の予算案作成に間に合うよう作業を進めております。  次に、自治会等が行う道路補修に原材料を支給する支援制度についてでありますが、現在策定を進めている市道整備計画では、整備路線を決定する評価基準に地区優先順位を反映することで、各地区が整備を必要とする路線に一定の評価をしております。来年度からは、本計画に基づき、評価の高い路線から整備を進めますが、全ての路線を整備することは難しい状況にあります。  御提案の鳥取市や掛川市が行っている支援制度については、市が自治会からの要請に応じて生コンクリートや側溝などの原材料を提供し、各自が直営や建設業者に委託しており、その対象は今回の市道整備計画の対象とならない地区住民のみが通行する小規模な道路の整備や補修等と伺っております。  現在、本市における簡易的な舗装や側溝整備については、市職員の土木作業員により対応しておりますが、整備に当たっては基準に沿った施工管理や品質が要求されること、また通行時における安全性の確保などが求められますことから、本制度に関しては他自治体の課題等も含め、今後研究させていただきます。 264: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 265: ◎1番(今川 悟君) 1点目から、まず答弁を確認していきたいのですけれども、先ほど伺った感じでは、まだ予算編成方針が決まっていないというか、公表されていないということでしたが、ただ一方で今の答弁では、作業は順調に進んでいるということで、そもそもこの予算編成方針を決定して公表する目的というのが何なのかをお尋ねしたいと思います。 266: ◎議長(菅原清喜君) 参事兼財政課長瀬戸洋幸君。 267: ◎総務部参事兼財政課長(瀬戸洋幸君) お答えいたします。  予算編成方針を決定し公表する目的というのは、見通し、あるいは今後このような状況ですので、このような予算を作成していきますということを、まずは庁内職員に対して、それから市民に対しても公表していくというような目的で公表しております。 268: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 269: ◎1番(今川 悟君) 職員に対しては別に公表しなくても、内部で通知すればいいのでしょうけれども、公表するということは、市民にもしっかり市の財政状況を分かってもらって、予算が出来上がったときにそれを理解してもらうためだと私は思います。となると、今の答弁で聞きますと、相当厳しい予算編成の作業があって、ゆえに予算編成方針も公表できない状況にあるということだとすると、なおのこと市民にそのことを知っていてもらわなければいけないのではないかと思うのですが、いつ頃までにこの予算編成方針を公開する、そのときに予算の中で乖離があったと、大きな乖離があったということについてまで発信できるのかどうかについてお尋ねいたします。 270: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 271: ◎市長(菅原 茂君) 既に中期の財政見通しを出しましたので、概略の枠については公表しているわけであります。それも来年のことだけではなくて、5年間分出していますので、そういう意味では、あとは個別のことになると思います。個別のことについては、8月の政策討議、これは前年より早くやったわけですが、というのは10年が終わるということで、まだやりたいことで残っているものもあるだろうということや、地方創生の取組だとか、デジタルトランスフォーメーションの問題などがあって、まずは各課からやりたいことを聞いてみようということで、ある意味積極的な意味でやりました。その結果として乖離が大きいということで、調整を図っている。そのことに時間をかけています。  落ち着きとしては、もちろん中期財政見通しとぴったりになるわけでもありませんけれども、なるたけ早い機会に、前年等と比較して読めるというのが方針になってしまっています、今年の場合は。そのことを目的に出したいと思いますけれども、今私がちょっとさらに注文をつけているので遅くなっています。それは、今川議員は今年度末の定員適正化計画と質問に書いていますが、先ほど私の答弁では、人員適正化計画も踏まえた予算編成と書いてあるのですね。そこのことについて踏み込まないと、毎年毎年結果的に人数はこうでしたみたいな予算編成を毎回やっていると、先ほど今川議員が最初にお話をした時間外だとか、人とお金の問題に切り込めないということで、はい、分かりましたと言わないで返したのです。それをこの間、どこの新聞か忘れましたけれども、石巻市長が人員適正化計画をそのまま返して、何か月かかかってやり直したという話もありました。そういう期間を持ちたいと思っております。  そういう意味で、市民の皆さん方に同じタイミングで同じようなものと比較できるものが出せていないということについては、少し問題があろうかと思いますけれども、全体の中という意味では、中期財政見通しも出していますので、一定の安心の中で、市民の皆さん方には待っていただければと思います。 272: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 273: ◎1番(今川 悟君) 予算計画は2月になれば分かりますので、ここはあまり議論しませんけれども、その中で今市長がおっしゃったようなことが、結局市民に伝わっていってほしいなと思いまして、今日この質疑をしていること自体が伝える役割を持っていますから、最初に言ったとおり、繁忙期のために要は手が回らないんだと、まさしくそういう状況だと思いますので、今年は特別な事情だというのはよくよく分かりましたから、ぜひ将来的には、過程というのをしっかり市民に分かりやすくするようにということをお願いしたいと思います。  ほかの市町村では、予算要求、査定結果まで、どのぐらい乖離があったかまで公表しているところもありますので、ただ今年度の場合はあまりにも移行期ということで、特別な時期ということを考えますと、落ち着くに当たっては、やらなければいけない作業だということは共有しておきたいと思います。  2点目のゼロベースの事業見直しなのですけれども、行革アクションプランでは、令和2年度に見直しの手法を再検討する事業等についてヒアリングを再実施するとありましたけれども、やはり今の成果だけでは当然予算の乖離があると言ったとおり、もっと踏み込まなければいけないというのは多分皆さん共有していると思いますので、その見直しの手法を再検討する事業、これ今絞り込みまでいっているのでしょうか。 274: ◎議長(菅原清喜君) 参事兼財政課長瀬戸洋幸君。 275: ◎総務部参事兼財政課長(瀬戸洋幸君) お答えいたします。  事務・事業の見直しですけれども、先ほど市長が答弁したとおり、若手職員を含めて、全職員が事務・事業を一つ一つ点検しましょうと。そして、見直しに参加して議論しましょうと。そして、与えられた仕事を丁寧に、正確に、的確にこなすだけではなくて、何でこういう仕事をしているのか、本来の目的とか意義とかあるのですけれども、その本質を理解した上で取り組みましょうということでやってきました。それで、人材育成にもつなげていこうという目的もございました。  1年10か月かけて一つ一つやってきたのですけれども、事業でいいますと約800事業ありました。これを、市長を中心に副市長と担当職員が車座になって、1事業、1事業を、その事業の必要性、行政の関与性、経済性の観点で事業の継続あるいは改善、廃止、民営化等の評価をしていっております。1事業10分で終わる事業もございますし、あるいは1時間以上かけて討議したのもございまして時間を要したと。  事務については大体2,300件ほどあったのですけれども、これについては主に総務部と企画部が中心となりまして評価をして、各課との調整とか再積算をやって1年10か月を要したということであります。  それで、事務と事業で大体1億2,000万円ほどの経費の削減ができたということと、あと事業を見直しすることによって、棚卸しですね、一つ一つ見直したことによっての人材育成とか、職員の意識改革を図ったということであります。  それで、行革のアクションプランにも組み込まれているのですけれども、大体ピックアップして、主に事務作業なのですけれども、文書管理事務とか、各課の庶務事務とか、光熱水費の公共料金の支払い事務など104件ほどピックアップして、それを行革プランの中で現在検討しながら進めているというところでございます。以上であります。 276: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 277: ◎1番(今川 悟君) これまでの取組については、議会でもいろいろ説明受けていますので、今後の部分の議論に力を入れたいと思うのですけれども、分かりましたが、さっき人員計画の話もありましたけれども、本来この事業見直しというのは、予算編成の前にやらなければいけないと。そのためには、業務委託の方針がなければいけないというわけで、最後に数合わせでやれる部分ではありませんので、これはしっかり先にやらなければいけないことなのではないかなということを今回思いました。  というわけで、予算編成のサイクルですか、年間サイクルというのをしっかり持っていかないと、今から新年度予算に向けて事業の見直しというわけにはいかないと思いますので、そのサイクルをしっかり持ってほしいという意味で、この予算編成の過程というものを市民にも分かりやすく発信することが、より自分たちの中でも整理につながるのではないかという思いで1点目の質問をしましたので、この部分もこれ以上は今日は議論しませんけれども、次にその観点を持って、どういうサイクルでこの事務・事業の見直しが必要かということも含めて、過程をしっかり整理してほしいと思います。  あと、3点目の人件費の部分ですけれども、民間委託の指針についても、その行革プランの中では、令和3年度には民間の委託指針の策定を目指しますとあるので、これができないと結局は大きな事務・事業の見直しとかもできないのではないかなと思うのですけれども、その状況について、何か今進んでいる部分があれば説明してください。 278: ◎議長(菅原清喜君) 人事課長畠山高寛君。 279: ◎人事課長(畠山高寛君) 議員にお答えいたします。  各行政事務の業務委託につきましては、組織の改編を含めた中での討議ということで、いろんな可能性については考えています。ただ、具体的にどこという話は、今この場でお話しすることはできませんが、順次いろいろなケースも踏まえまして、来年度か再来年度か、次年度なのか、その年度も含めて今検討しているという状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 280: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 281: ◎市長(菅原 茂君) 令和3年度の話が出ましたけれども、私は全くこだわっておりません。世の中のほうがよっぽど早く動いているのですね。先ほど事務・事業の事務の見直しが二千数百件あってと言いましたけれども、一方で政府はあっと言う間に九十何%の判こレスを達成しようとしているのですよね。そういう流れのスピードでやっていかなければなりませんので、先ほど議員がおっしゃったような、予算編成のサイクルをきちんとと言っても、極めてイレギュラーな状態を、しかしながら常にですね、どの場面でもそのことが間に合うのであればやっていくというような、残念ながら状況にございます。早く巡航スピードになればいいなと思いますけれども、そういう意味で今の外部委託も同じ状況にあります。先ほど答弁でも述べましたように、例えば外部委託のほうが高い。例えばうちなんか図書館はそうです。図書館は何回もやっていましたけれども、全くこちらのほうが安い。それだけ、実は職員、正職員が行っていないということになります。そういうこともありますが、一方で人口がこのぐらい減少してきている中で、予算規模というものが、今回の中期見通しではある程度の金額にはなっていますけれども、維持できるとは思えないわけです。道も、現在の応援職員のことを除いても、相当数、他自治体比較、多い。そこに切り込むことと併せてやることによって、実際に一つ線を超えた外部委託につながるものと思っております。 282: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 283: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。市長は行政改革を一番最初の公約に掲げて、震災前はそれに力を入れるというお話だったので、思いは強いと思いますから、ぜひ我々とも情報共有をお願いしたいと思います。  今おっしゃったとおり、例えば令和3年度末に業務委託の方針が出ても、予算編成に全く反映されないということが、1年、どんどん遅れてきますので、ぜひ年度末にこだわらず、少しでも早く、来年度の、再来年度の予算に反映されるようにお願いしたいと思います。  ここでちょっと有償ボランティアという話を出したのは理由がありまして、気になるのが休日のイベントに市の職員が駐車場の整理をやっているというのを、何とももったいないなというか、もちろん人件費の問題もありますけど、働き方改革をしているときに、市民でそれをやってくれる人がいるのではないか。ただ、ボランティアではなかなか難しいので、アルバイトと思ったのですが、最低賃金法とかいろいろ難しい話があって、有償ボランティアとあえて提案したのですけれども、別にボランティアでもアルバイトでも何でもいいのですが、職員がやるべき仕事とやらなくていい仕事というのは、業務委託以前の問題で、もう少し整理したほうがいいのではないかと私は常々思いますので、そこは言わなくても分かると思いますので、よろしくお願いします。  あと、職員1人当たりの住民数が気仙沼市は令和元年4月で86人、県平均が市だと120人ということで、県内の市では最も少ない1人当たりの住民数になっています。ぜひそこも定員計画、先ほど定員管理計画の話を聞くと、採用と定年の中でということなので、なかなか大きい部分は成果が出づらいと思いますけれども、ぜひ長期的な視点ではその辺を修正するようにお願いしたいと思います。  最後の市道整備計画の部分、実はここを一番心配して、この質問を組み立てまして、来年度予算、補正になるかもしれませんけれども、来年度予算の中で市道整備計画って、物すごく市民に対してはストレートに伝わる話ではないかなと思っています。なかなかこの間の説明では、各地区で1路線入れるのもやっとのような予算じゃないかなという話がありましたけれども、そうすると待っていた市民にとっては非常に落胆が大きいと。ですから、何か救済策を考えてほしいということで、思いつく中では、アスファルトとかの現物支給というのがあるのではないかと思ったのですが、私もこれには課題が多いと思っています。ただ、何か考えないと、計画にないものはいつまでもできませんというわけにいきませんので、そこをぜひ頭を使ってほしいと。それを一緒に出さないと、すごく気仙沼市の予算に対して厳しい目が行きますので、何とか頑張ってセットでできないかということで、資材提供以外で何かアイデアというのを内部で検討されているのでしょうか。 284: ◎議長(菅原清喜君) 建設部長佐々木 守君。 285: ◎建設部長(佐々木 守君) お答えいたします。  新たな市道整備計画と今御提案いただいた材料支給というところ以外と言われますと、特に今のところは計画しておりません。今回市道整備計画をつくりまして、市内の状況把握、そして実際にそれにどのように取り組んでいかなければいけないかという状況であります。御提案いただいた計画もありますが、鳥取市、掛川市の状況を聞くと、やはり課題が多いのかなと思っております。とはいえ、我々も各9地区で地区住民説明会をしている中で、どこの地区に行っても要望が強いものですから、それに応えるべく、今後は市道整備計画をつくって、一つの路線でも多く整備を進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 286: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 287: ◎市長(菅原 茂君) 市道整備計画につきましては、議員の皆様方からも大変御心配の声をいただいていると報告受けております。  そういう意味で、中期財政見通しを出した中であっても、長く待っていただいていたという事情もあるので、私は今通常に考えられるところよりは、少し強めな予算を最初は立てるものなのだよという話をしています。が、1年目にどんと工事に入れないものが結構、多分多いのですよ。1年目って、実は調査費だ何だということになって、実際の編成をするとどうなるかという問題がございます。ですから、1年目なのか、2年目なのか分かりませんけれども、やっぱり計画を立てたということは、皆さんの希望が少しでも実現するということが感じられるような予算にするために、も含めて行革も、人員のことも出していかなくちゃならないんじゃないのという話をした状況にございますが、計画の元の予算の、道路予算がどのぐらいになるか、まだ報告を受けていないので、具体的なアレンジが来年度なのか、再来年度のほうがつけて意味があるのかということも含めて検討してまいりたいと思います。 288: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 289: ◎1番(今川 悟君) 私はどちらかというと、お金がないのに無理に路線数を増やすよりは、この状況を正しく市民に知ってもらうことに力を入れたほうがいいのではないかと私は思っています。ただ、市長は多分立場が違って、そうじゃないという気持ちも十分分かりますけれども、それでやはりこの予算編成の過程ということをしっかり分かってもらう。我々議員もそうですし、職員、議員からまず理解して、市民の皆さんにも理解してもらうためにも、さっき言った予算編成がいかに苦しいかということを理解してもらう努力をしたほうが、遠回りのようですけど、結果的にはそのほうがゴールは近くなるのではないかと思っています。大変という話でしたけれども、今日の議論の部分はもう1回検討してもらって、市民との共有という部分に、何でこの市道がこれしかできないのだというところを説明することのほうに能力も割いてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。この部分に関しては、また予算が編成されてから議論できますので、2月議会以降にまた議論したいと思います。  次に移らせていただきます。2点目の質問は、新たな地域ブロックの設定についてです。  急激な人口減少により、発想の転換が求められています。現在の地域割では施策が持続できなくなることは明白で、新たなブロック設定が必要と感じます。そこで、次の2点について質問します。  初めに、義務教育環境整備計画では、小・中学校再編のさらなる将来を見据えて、唐桑、鹿折、大島ブロック、気仙沼、新月ブロック、松岩、面瀬、階上ブロック、本吉ブロックを設定しました。計画は第3段階に入り、大島と鹿折のように、地域コミュニティーの枠を超えた統合についても苦渋の議論が本格化しています。ブロックの再編は、社会教育、子育て、まちづくりにも影響するため、広い視野で考えることが必要と思いますが、市の考えを伺います。  次に、急激な人口減少により、新しいブロック分けが必要となります。義務教育環境整備計画の考えを、北部、中部、南部などと整理した上で、インフラ整備、福祉やまちづくりなど、ほかの施策にも共通したブロックを設定することを提案します。特に児童館をはじめとする福祉施設等の設置単位、市道整備計画における地区別の加点などには、今後新しいブロックの設定が必要と思いますが、市の考えを伺います。 290: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 291: ◎市長(菅原 茂君) 新たなブロック設定についてお答えいたします。  学区再編を広い視野で考えることについてでありますが、平成25年6月に策定した本市義務教育環境整備計画では、市全体を4つのブロックに区分けしたところです。その後、復興の状況や児童・生徒数、居所状況などを把握し、平成28年5月には義務教育環境整備計画の見直しを策定し、その中で児童・生徒数や地域の状況の推移によっては、必要に応じて地域ブロックを越えて検討を行うこととしており、児童・生徒数の減少と学校の小規模化が進む現状に鑑み、学校規模配置の適正化を進めているところです。  また、将来的な学区の再編については、議員御指摘のとおり、本市の今後の社会教育、子育て、まちづくりなどの考え方を踏まえた広い視野で検討すべきと考えます。  次に、施策に共通したブロックの設定についてでありますが、人口減少や三陸沿岸道路などの交通網の整備により、地域の状況も変化しています。このような状況を踏まえ、将来的には地域づくりや公共施設の集約等を考える上で新たな地域区分が必要と考えますが、その調整には十分な時間が必要であります。当面は、市の都市計画マスタープランで掲げる8つの地域を基本とし、各地域の生活向上を図る施策を進めてまいります。  先ほどのお話の中で、予算編成、本市の財政状況が非常に厳しいのでということを市民によく理解してもらって、道路はこういう状態ですというお話をいただきましたが、基本的にはそのことに大きな異論はありませんが、同時に大事なのは、前の議員の質問、子育てにもっと支援をすべきだというお話でした。何に力を入れていくのが本市の現在の状況に合っているのかということについて、広く市民の理解を得なくてはいけないということがキーポイントだと思いますし、一方道路についても非常に困っている。特に自治会長たちも議員たちもいろいろ毎日毎日のことでありますので、そこにも一定の配慮が必要だろうということでありますので、そこら辺は説明の仕方だとかタイミングもあろうかと思いますけれども、細心の注意を払って、職員と一緒に考えたいと思います。 292: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 293: ◎1番(今川 悟君) 私もそういう思いで、集中と選択という前回も議論しましたけれども、ぜひそのようにしてほしいし、あまりマイナスのイメージだけが先行してしまうと、本当に人がいなくなってしまうばかりですので、ぜひプラスのことも発信してほしいと思います。  そういう意味で、この2点目に挙げたのは、実はプラス思考で考えましょうということで、あえてブロックの設定を提案いたしました。ただ聞くと、ちょっと悪いイメージがあるのではないかなと。例えばブロックが大きくなっていって、公民館が1つに集約されてとかというような、どんどん公共施設が集約されていくようなイメージが出てしまいがちですけれども、そうではなくて、やはり大きなブロックというものを考えていかないと、これからはもう間に合わなくなってきているのではないかと思います。  私は、この義務教育環境の議論のときに、ずっと記者として取材をしていまして、まさかこの広域ブロックをこの時期に、もうこんなに早く議論することになるとは思わなかったのですが、実はこのブロックの考え方、そんなに的外れているわけではなくて、多分大方の市民の方々が、この4つのブロックについてはこういうものではないかなと理解されると思います。  今、まさしく鹿折中学校と大島中学校の統合の、この間も懇談会にお邪魔したのですけれども、いよいよそういうことを考えなくてはいけない。ただ、大島という名前は残して欲しい。鹿折に統合されるというイメージは嫌だということは、つまりやはり今のままだと片方の地区に統合されるというイメージになるのですが、ブロックという考え方を持っていくと、そのブロックの中に新しい集約した学校を造るんだよというイメージが湧いてくるのではないかと思いまして、いよいよそういうイメージを持ってこないと、鹿折の学校に統合されるのではなくて、北部の学校を一つ集約するんだという考え方を持っていく必要があると思います。  特に教育委員会の皆様は、現場で地域の保護者の方、地域の住民の方々と話をしていて、多分そういうことを切実に感じていらっしゃるのではないかと思います。ぜひ教育長に伺いたいのですけれども、教育再編を進めていく上で、広域ブロックというものについてもう少し教育以外でも議論していったほうが、教育そのものの議論も遠回りのようですが、ゴールが近づいてくるのではないかなと思いますので、その辺現場の意見として伺いたいと思います。 294: ◎議長(菅原清喜君) 教育長小山 淳君。 295: ◎教育長(小山 淳君) 今、今川議員にお話をいただいたことについてですが、我々といたしましては、現時点ではとにかく義務教育環境整備計画の理解を得ながら進めるという1点で進めております。大きなブロック分けという考え方も、もちろん環境整備計画の中にはそういう要素が含まれておりますので、その理解も一定程度必要であると思いますけれども、我々といたしましては、ブロックに主眼を置くというよりは、一つ一つの計画についての御理解をいただくということで進めさせていただいているところでありますので、その点での御理解をいただきたいと思います。以上であります。 296: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 297: ◎市長(菅原 茂君) 教育委員会には、現在の第3段階、2段階の積み残しもあります。まず、そのことに専念をしていただく必要があります。その上で、一定の結果が出た上で、さらなるということは残念ながら必要になってこようかと思います。さらなるというものの計画が、いつどのようにというのは、今私が具体的なプランを持っているわけではありませんし、教育委員会の教育長が今おっしゃったような順番だと思います。そのことが、将来進むスピードと、現在のこの地区割をもっと大きなブロックに統合していくということをやる時間軸、どっちが早いのだろうかということについては、私は教育のほうが、実は後ろから火がつくというか、そういうことになるのではないかと。併せて言えば、地区を現在の形からもっと大きなブロックにしていくというときの市民の理解だとか、いろいろな方たちの、我々も含めたエネルギーだとか、それはもう少し大きいものがある、そういうようなイメージでおります。 298: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 299: ◎1番(今川 悟君) 地区を統合しようという考えではなくて、今の地区の上にもう一つ広域のブロックをつくりましょうという考えですので、地区を統合していくとなれば、今市長がおっしゃったとおり、かなり市民からのいろんな意見が考えられますけれども、私は一つ広域のブロックという考え方を、これから施策を進めていく上では必要なのではないかなと。実際、今も地域包括ケアなんかだと、松岩と新月を1つのエリアとしてやっていますので、そういうふうに人口を合わせていくと、どうしてもエリアというものは広域にせざるを得ない政策が出てきています。これが、教育と福祉とがばらばらになるのではなくて、市としての一つの大きなブロックの考え方を共有しておいたほうが、それぞれ必ず必要になってくる場面が出ますので、それを今日は結論を別に求めているわけではなくて、この議論を始めましょうという、今市長からも将来的には必要だよという話はいただきましたので、ぜひこの議論を進めていくということを今日はお願いして、この部分は終わりたいと思いますが、ぜひ総合計画、今回後期ということですけれども、次期総合計画をつくるときには、その辺の議論のスタートのような部分だけでも構いませんので、広域的に実際今やっている行政の中で、地区単位ではもう収まりがつかなくなってくるものの棚卸しだけでもいいと思いますので、ぜひそういう議論の準備だけは始めてほしいと思うのですけれども、その辺について最後に確認したいと思います。 300: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 301: ◎市長(菅原 茂君) 今、総合計画の後期計画に反映できるかどうかは別として、世の中の普通のものは大体そうやって進んでいくのですね。気をつけなくてならないのは、2階建てにしてしまうということだと思います。暫定的な2階はあるかもしれないけれども、1階を目指していくという意識がなければ、お金も人も余計にかかってしまうということになりますから、そこら辺は貫くものを示していかなければいけないと思います。 302: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 303: ◎1番(今川 悟君) 今回、私もいろいろ調べてみた中で、児童館とか何かセンター的なものをそれぞれの地区に欲しいなと思ったりとかしましたので、ぜひこれはまた、多分具体的な話じゃないと議論がしづらいなと自分でも思っていますので、これは今後具体的な話として、また議論していきたいと思います。  最後に、水道料金の値上げなど答弁後の対応について確認したいと思います。議会等で答弁した次の3点について、進捗状況を確認します。  初めに、水道料金値上げについて、運営審議会で議論の上、12月に議会提案を予定していました。遅れの原因と現状を伺います。  次に、面瀬地区に新設する認可保育所について、民間事業者への施設整備の独自支援制度を9月中に成案化させ、事業者については10月の公募開始、11月の選定を予定していました。遅れの原因と現状を伺います。  最後に、平成28年に集会施設の管理方法を統一する際、早急に検討するとしていた自治会が所有する集会施設への維持管理費の支援について、その後の状況を伺います。 304: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 305: ◎市長(菅原 茂君) 水道料金の値上げなど、答弁後の対応についてお答えします。  水道料金の改定作業は、水道事業経営戦略で示しております計画期間を通じて、経常収支比率100%以上を達成できることと、計画期間末において現金預金残高5億円を達成できることの条件を少なくとも満たすよう、基本料金や従量料金の試算作業を行っており、その作業に相当の時間を要しております。収支表だけ作って、一番上の金額だけ直すのはできるんです。私、そうやったら簡単なんじゃないのと毎回言っているのですけれども、実際問題は口径がばらばらで、従量料金と基本料金の、基本的な考え方というのも示されているのですね。ただ、そのとおりにすると、計算がいつまでたっても終わらないという状況なのですが、そのために時間を要しているところでございます。  今後、年明け早々までには内部案を固め、その後ガス水道事業運営審議会への説明、諮問を行う予定としており、その結果にもよります。1回なのか、2回なのかというのもあると思います。2月定例会中に議員の皆様へ説明できるように進めてまいりたいと思います。その上で、一定の周知期間が必要でありますので、新年度の適切な時期の料金改定を目指してまいります。つまり、4月1日からの料金改定は現段階では難しいと考えております。一方で秋だとか、冬だとかということで進めているわけではないと、今の段階で言えるのはそこまででございます。  次に、面瀬地区に新設する認可保育所についてでありますが、公募の実施内容を精査する中で、保育所及び幼稚園の来年度の入所申込みが、既存のですね、10月から11月であり、当初予定の公募時期と重なることから、事業者の方々の十分な検討に配慮して、令和3年1月に公募を行うということに変更したものです。  なお、公募に当たっては、国の補助金を活用しても、事業者の経費負担が多大であり、少子化の不安もつきまとうと我々も計算しています。そういう状況でありますので、民間事業者の施設整備に係る負担軽減を図るため、総事業費から国などの補助金額を差し引いた事業者負担分の額に対し、4分の3を市の独自補助金として支援することで、市にとっての民営化による財政的メリットを確保しつつ、積極的な参入を促し、円滑な事業推進を図ってまいりたいと考えております。  10月、11月の結果も、我々が今から見ているところなので、事業者の皆さん方にとって、こういう条件でもどのぐらい不安がないものなのかというのもよく見て、期待しながら今考えているところです。  次に、自治会が所有する集会施設への維持管理費の支援についてでありますが、市内の集会所、コミュニティセンターは、市所有が72施設、自治会所有が71施設、自治会借用14施設の計157施設があります。平成30年度に集会施設の管理方法を統一し、市所有集会施設72のうち、これまで管理を指定管理者に移行した施設は62であり、電気、水道、ガス料金の基本料金などを指定管理料として支出しております。  残る10施設は現在市が直接管理している施設でありますが、地域自治会等と協議の上、協議が調ったところから指定管理を指定管理者に移行してまいります。
     自治会が所有する71と借用している14の集会施設への維持管理費の支援については、市生活環境整備補助金にて、施設の修繕や建物、土地の借り上げに対する補助を行っておりますが、光熱水費や浄化槽維持管理料などは補助対象外としております。自治会所有、借用施設への市有施設と同条件の補助となりますと、単純な試算でも毎年約400万円の予算が必要となり、自治会からはこのほか担い手育成や環境整備、備品整備、施設整備への補助金の要望も受けており、本市の今後の財政状況の見込みから大変厳しいものと認識しております。  市全体の政策を見ながら、市自治会長・振興会長連絡協議会等と意見交換し、市生活環境整備補助金の見直しについて、なお検討してまいります。 306: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 307: ◎1番(今川 悟君) では、1点目の水道料金から確認いたしますけれども、当然今から国の許可とか審議会とかを考えていくと、4月1日は難しいのだろうなと私も思いますし、無理に進めることの難しさもあると思います。  今、これからやらなくてはいけない手続をちょっと確認しますけれども、国の認可等もあると思うのですけれども、最低、今例えば内部決定が、先ほど言いました内部での決定をしてから、料金値上げまでに最低かかる月数は、何か月必要だと考えているのでしょうか。 308: ◎議長(菅原清喜君) ガス水道部長三浦由弘君。 309: ◎ガス水道部長(三浦由弘君) お答えいたします。  最低何か月という御質問でございますが、先ほど市長から御答弁で申し上げましたとおり、途中で大きな判断をしていただく審議会の部分もございます。それで、具体的に何か月でということは申し上げにくいのが現状ですが、4月は困難だろうというお話もいただきました。一方で、いわゆる事業の運営面という部分も考えますと、適切な早い時期にということで考えております。以上です。 310: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 311: ◎1番(今川 悟君) 多分最短でやった場合、このぐらいかかるというシミュレーションはぜひやっていてほしいなと思ったんですけれども、それが最短ではこうだけれども、当然審議会が2回になればこうなるというのはあると思うので、最短としてというのが示せるのであれば、もう1回お尋ねしますし、あと確認しておきたいのは、新年度の適切な時期という、適切というのが、例えばどういうタイミングがあるのか、準備が整い次第という意味だったのか、それとも例えば6月定例会とか、9月定例会とか、そういうタイミングがあるのか、あるいは四半期ごとということなのか、適切の意味について再度お尋ねいたします。  あともう1点、料金の改定率について、以前は23.5%の値上げを前提に収支計算いたしました。さっきの答弁ですと、詰めの作業に入っているということで、細かい部分は結構ですが、この基本路線の23.5%という路線については大体固まったのでしょうか。 312: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 313: ◎市長(菅原 茂君) 最後のところが固まらないので時間がかかっているのですね。いろんな数字が出てくるので時間がかかっているところもあります。23.7%ということでなくてはいけないという、今状態という結論とまでは言えないという状況でありますし、もう一つ必ずつけなくてはならない附帯があって、それは5年間だったら5年間で毎回見直しはいずれかけるということが同時につかないと、先ほど言った経常収支の100%だとか、残金5億円だとか、今5億円以上あるわけですから、そうしたら次の5年間はゼロになってしまうという話になってしまうので、再見直しの規定を必ずつけるということだろうなと思います。5年間については、基本的には一つの数字でいきたいと思いますけれども、審議会でどのような御意見が出るかによって、検討しなくてはならないこともないわけではないと考えます。 314: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 315: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。年明け早々には内部案を固めるということですので、最後の詰めの部分に来ているということは間違いないでしょうが、これ以上の部分は議論しても仕方ないのかなと思いながらも、ただ一方でずっと議論している、いわゆる事業所側、特に大口の事業所には新年度の収支計画と、それぞれまた事業年度がありますので、いつになるか分からないという状況だけは避けなければいけない。あるいは、23.5%から大きく変化する可能性があるのであれば、その辺についても説明しておかなければと思うのですけれども、おおむねの目標というものが、例えば夏までとか、春の間とか、あると思いますし、その23.5%、細かいところのずれの調整なのか、大きく、例えば1桁、2桁ずれてくるのか、その辺の感触だけでも説明していただかないと、市民側の準備が追いつかなくなると思いますので、お願いいたします。 316: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 317: ◎市長(菅原 茂君) 1桁、2桁、上にずれることはないと思います。 318: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 319: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。ここで聞いても、なかなか答えづらい状況にあるというのは顔を見ると何となく分かりますので、ただその時期に関しては、例えば2月定例会に説明ということですと、次は6月定例会の条例改正になりますので、条例改正してすぐというわけにもいかないでしょうから、そうすると4月を逃した場合、次のタイミングは遅れていくと。臨時会という方法もありますけれども、手続上、その流れがいまいちよく分からないので、どのぐらい、その年明け早々に決定しても、審議会は1回じゃなくて2回か3回やるかもしれないというのは分かります。市民説明会もしなければと分かるのですが、どのぐらいその時期がかかるのかについて、もう1回最後に見通しを説明してください。 320: ◎議長(菅原清喜君) ガス水道部長三浦由弘君。 321: ◎ガス水道部長(三浦由弘君) お答えいたします。  あくまでも今の内案で非常にうまくいけたという、今の時点での考え方でいきますと、事務方とすれば、できれば6月なり7月なり、その辺で改正が実施できないかなと思いますが、一方で、一定の周知期間も必要だということもございます。それから、数年前にガス事業で改定したことがありますが、その際はたしか8月実施ということもございましたので、あくまでも過大な、おかしな算定にならないようにということだけを第一に考えて作業しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 322: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 323: ◎市長(菅原 茂君) 議会で決定していただいた後が、基本的な正規の意味の周知期間になると思うのですけれども、審議会に提案した段階でもう既に公のものとなります、数字は。そういうことも踏まえて、実際値上げをしなくちゃならないという実態も考えた上で、正式な切替え時というのは決めることになると思います。 324: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 325: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。水道料金との関係等もいろいろあると思いますので、時期が分かり次第、ぜひ議会にも情報共有をお願いしたいと思います。  あと、次の保育所なのですが、今の答弁で聞き漏らしたのですけど、昔説明したスケジュール、今新しいスケジュールではどうなっているかということについて説明をお願いいたします。 326: ◎議長(菅原清喜君) 保健福祉部長菅原宣昌君。 327: ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) 見直し後の公募のスケジュールということでございますが、今の時点では適切な民間事業者が応募可能な公募要件を整備しておりまして、詰めておりまして、1月から3月にかけての公募ということで準備をしているところでございます。 328: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 329: ◎1番(今川 悟君) 今のお話を総合すると、確実性を上げるために遅れているということですので、結果としては変わらないと認識いたしました。ぜひ確実に事業所が見つかるように、支援策も用意したということですので、よろしくお願いいたします。  最後に、自治会館の補助についてなのですが、もちろん自治会と相談しながら最終的に決めるのは問題ないと思うのですけれども、市長がおっしゃった、いろいろな要望と自治会館を自ら所有しているところとの全体の問題と一部の問題がちょっとごっちゃになっているのではないかなと心配がありますので、そこの部分についてもう一度説明をお願いいたします。 330: ◎議長(菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 331: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 要望の関係の問題について、私から答弁させていただきますけれども、今川議員がおっしゃる、自治会が所有する集会所に対する維持管理経費という部分について、早急に今後検討していくという中で、こちらで市長が答弁しました自治会からの要望ということで、担い手育成事業であったり、環境整備、備品整備、施設整備の要望が新たに出てきているという部分について、総合的な財源の確保が必要だということもございますので、そういったものを見ながら、市の全体の政策の中で今後検討の判断をさせていただきたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 332: ◎議長(菅原清喜君) 1番今川 悟君。 333: ◎1番(今川 悟君) 時間もないのであまり議論する時間はないのですけれども、ぜひ公平に、やはりこの震災後に集会所を大分市で建てて、指定管理にするという施設が増えてしまいましたので、その施設と自治会が自分たちで建てて管理しているところが、あまりにも不公平にならないように、公平性ということはやはり何よりも大事だと思います。ぜひ公平な観点でこの議論を進めてほしいと思います。以上で質問を終わります。 334: ◎議長(菅原清喜君) これにて1番今川 悟君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。再開を午後3時25分といたします。      午後 3時08分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 3時25分  再 開 335: ◎議長(菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「防災士養成を推進する本市が目指すべき、危機管理の具体像について」外1か件、3番菅原雄治君の質問を行います。3番菅原雄治君。 336: ◎3番(菅原雄治君) 会派未来、菅原雄治です。早速質問に入りたいと思います。コロナの第3波の予断を許さない師走の時期の質問になりますが、よろしくお願いいたします。  まず、大項目1として、防災士養成を推進する本市が目指すべき危機管理の具体像について質問します。  前回の一般質問の最後に、防災士についての質問を予告しました。ところが、その後偶然にも気仙沼市防災士養成講座の開催が示され、担当課長からぜひ受講するように勧められました。予告してしまった手前、断ることができず、11月21日、22日の丸2日間の講義を受け、試験を行いました。久しぶりに真剣に机に向かった結果が実り、何とかその難関をクリアできたことをここに報告させていただきます。  さて、講習を受けながら感じたことは、この防災士という認定の仕組みをうまく工夫することによって、より地方自治体の地域協働防災が有効に機能するはずということです。また、その考えが膨らむことで、受講しながらこの一般質問の内容をしっかり組み立てることができたのは大変有意義でした。  それでは初めに、市防災士養成研修の初開催に向けた強い思いとその目的、また今まで防災士の活用を積極的に進めてこなかった理由と、市の危機管理システムにおける課題解決に向けた考え方を伺います。  私の地区にも防災士の資格を持っている方がおり、5年前から年に1回防災講話をお願いし、地区の事業として取り組んできました。しかし、残念なことにその方の話では、今まで気仙沼市から何ら協力を求められたこともなく、この資格に対する市の意識は大変低いということでした。このような実情を踏まえてお答えください。  次に、防災士に期待される役割と、その力を発揮させるための行政側の具体的な取組について、危機管理課の視点のみでなく、地域づくり推進課や保健福祉部、教育委員会等、幅広い立場からの見解を伺います。  防災士教本324ページ、第21講義に「防災士に期待される活動」があります。この講義を聞きながら、まず行政側の防災士に対する意識を高めるとともに、その役割の周知と具体的な取組が強く求められているものと感じました。特に行政の各課において防災士に協力してもらう内容を具体的に示し、地域防災の中で自覚を持って取り組める活動につなげなければなりません。それにつけても、本市側の防災士に対する位置づけが不明瞭であるため、効果的な活動につながっていないものと捉えました。防災士養成を推進する気仙沼市が目指すべき危機管理の具体像としてお示しください。  第3に、防災士資格者の組織化とその拠点として防災物資配送基地の積極的な活用が、新たな危機管理の具体像としてのスタートになり得ると考えていますが、いかがでしょうか。 337: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 338: ◎市長(菅原 茂君) 菅原雄治議員の質問にお答えいたします。  防災士養成を推進する本市が目指すべき危機管理の具体像についてでありますが、市防災士養成研修の開催については、地域で主体的に防災行動を取ることができる地域防災リーダーを育成し、本市の防災力の底上げを図ることを目的に、これまで個人の方が独自で受講し、取得していた防災士の資格を、本市で受講及び受験の機会を得られるよう、本年度養成研修を開催したところであります。  今後は防災士をはじめ、地域の方々との連携を強化するため、災害発生時を想定した訓練や、フォローアップ研修などを通じ、地域防災力の向上を図ってまいります。  また、大雨災害などへの避難所開設において、市職員のみでは96施設のうち、25施設の開設であっても対応が困難であること、自主防災組織の設立がいまだ約64%であること、避難行動要支援者個別計画策定に着手している自治組織が約77%であることなどの本市の防災課題の解決に向け、防災士をはじめとする有資格者の方々の御協力をいただきながら、一緒に取り組みたいと考えております。  次に、防災士に期待される役割については、地域社会の防災リーダーとして、家庭や職場、地域において何ができるかを主体的、能動的に考え、自分から動くことを基本とし、行政を含め、防災に携わる様々な人たちとの人的ネットワークのつなぎ手や、広範な知識と経験を生かした活動などが挙げられます。  防災士は、災害発生時におけるリーダーの1人としての活動はもちろんのこと、市各担当課と協働して、地域づくりの観点では防災訓練などを活用したコミュニティー活動の活性化や自主防災組織運営の先導的存在として、また保健福祉の観点では、避難時や避難所における災害時要配慮者への支援者としての取組など、また教育の観点では、学校における防災教育の講師や避難所開設、引渡し訓練を開催する際の調整を担う存在として様々な活動が想定されます。そのような活動をお願いすることを前提に、防災士の方々と市はもちろんのこと、地域や学校とを結びつけるため、今回の養成研修においては、連絡先情報の提供に関する承諾を受講者の皆さんから得ているところであり、防災に関する広範な活動を期待しているものであります。  次に、防災士資格者の組織化については、今年度防災に係る有資格者である防災士、宮城県防災指導員、気仙沼市地域防災リーダー養成講座受講者の方々が一堂に会する場を設け、その方々の御意見を踏まえながら、組織化などの今後の在り方を検討していきたいと考えておりましたが、新型コロナウイルスの感染防止を考慮し、これまで未開催となっております。今後、感染拡大の状況を見据えながら、そのような場を設定したいと思います。  次に、気仙沼市防災物資集積配送基地の活用については、防災士の方々だけではなく、自主防災組織や自治会ほか、様々な団体、市民の活用を想定しております。現時点においては、特定団体の拠点として使用するのではなく、市が開催する防災関係の会議などへの活用を広く考えることがふさわしいと思っておりますが、今後なお有効活用について検討してまいります。 339: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 340: ◎3番(菅原雄治君) ありがとうございます。一つ一つ、ちょっとだけ確認したいことがありますので、お答えください。  私の友人は石巻で防災士資格を持っていて、時々その話をするのですが、石巻市は随分防災士の活動が活発で、各家を、防災士の何々ですと回って、いろいろな状況を聞いて歩くことが普通になっているそうです。それが、一概に効果的にどうのこうのということまでは聞いていませんが、その資格が地区の人たちに認知されているという状況であるみたいです。実際、石巻市では約400名の防災士ということで登録されていて、協議会等があるみたいですけれども、ちなみに今の気仙沼市、今回の試験がない、去年までの気仙沼市の防災士の人数と、去年までの市役所の職員の中での防災士の人数を教えてください。 341: ◎議長(菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 342: ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) お答えいたします。  昨年度までの市内の防災士の人数については確認できておりません。昨年度、市の職員で防災士資格を持っているのは1名であります。以上です。 343: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 344: ◎3番(菅原雄治君) 過去のことは確認にとどめておければいいのではないかなと思うのですけれども、先ほど私の地区の話をしたとおり、自主的に防災資格を取って、何らかの地域防災の役に立とうと思った気仙沼市民も少なからずいらっしゃいますし、当議会においても、私たちの前にもう既に自費で防災士資格を持っていらっしゃる方が2名ほどいらっしゃいます。そういう意味で、誰がしっかりそういう意識を持って、防災士資格を持って、行政の防災をカバーしていく防災士がどのぐらいいるかということは把握しておいてもいいですし、将来的にそういう人たちが、実はもう既に見えないところで活発に活動していて、今後私たちをまとめてくれるリーダーになる可能性だって、当然あり得ると思っています。  ちなみに、当地区の防災士のいつも講師いただいている人は、向洋高校の防災担当の先生です。そして、向洋高校では語り部ですか、そちらも活発に震災遺構のことをやっていらっしゃるということで、大変すごいレベルの意識の高い、知識と技能を持っていらっしゃる方、そういう方々が実際気仙沼市にいるということを危機管理課でしっかり把握していなかったという事実と、それが把握していなかったことによって、地区の自主防災の在り方というものが、具体的に膨らまなかった一つの要因になっているのではないかなというところに、課題解決の視点があるのかもしれないなと捉えるべきではないかと私は思っていました。そういう方々に対する情報というか、今把握しなければならないという決意に変わりましたか。 345: ◎議長(菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 346: ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 本年度、コロナがなければ、そういう方々の御理解を得て、防災士の方、あるいは宮城県防災指導員、気仙沼市防災リーダーなど受講者の方、資格者の方を集めて、市の防災についてお願いする会議を持ちたいと思っておりました。やはり防災士の方々、あるいは資格者、受講者の方々も地域との連携、それから市と地域との間に入ってつなぐ、そういう役目は大変大切だと思っております。防災士の方々、昨年までの人数等把握しておりませんけれども、今後調査して、御本人の了解を得ながら、会議への参加などをお願いしていきたいと考えております。以上であります。 347: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 348: ◎市長(菅原 茂君) 本市の危機管理の課題の大きなものの2つが、1つは自主防災組織の結成がなかなか進まないということ。もう一つは、要支援者の個別計画が1人ずつという意味では、さっき77%は手がけているということでしたけど、77%の人をカバーしたわけではないわけです。そういうところにあるということを、これまで何度も言ってきたのにもかかわらず、何にでもすがらなくちゃいけない状況だと思うのですね。そういう中で、防災士の皆さん方にお願いしてきていないとか、把握していないというのは、実際どこまでお願いできるかというのは別として、姿勢として問題があったと思いますので、早急にそのことについては調べさせていただいて、協力を仰ぎたいと思います。 349: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 350: ◎3番(菅原雄治君) 今回の市の防災試験に取り組むという挑戦が、具体的にそういうものにつながっていくことを大いに期待しますし、私も協力できるものは協力したいなと気持ちで思って質問しております。  間違いなく講習後に意識が変わりました。一つの事例として、前回も鹿折の防災の避難所運営等の質問をさせていただきましたが、実はその後防災講習の話があったら、鹿折まち協のほうから、私も含め3名ほど手を挙げました。実はもっと手を挙げたのですけれども締切りでした。そして、講習を受けて、合格が発表されて、そしてまたまち協の会議に戻ってきました。そうしたら、まち協のメンバーが、すぐにでも伝達講習をしなければならないと、その場で2時間ほど伝達講習をしました。そのぐらい意識が高まって、その伝達講習をした後に、来年はまず全員手を挙げますかという話になりました。という流れの膨らみが、実はそういうエネルギーが、実は持っているなということを私もまざまざと、私の心だけではなくて、そういう広がりにつながっていくという形、啓蒙活動につながっていくという形になりますので、今後その実情も具体的に感じながら、より効果的な行政側のバックアップというものを、ぜひ小さなことでも示していただきたいなと思います。  その中で、防災士のことをいろいろネット等で調べると、役に立たないぞというコメントがいっぱい出てくるのです。資格を取ったからといって、全然何も役に立たないと。無駄だぞというコメントが多いのです。いや、ちょっと待てよといろいろな意見もあるので、見ると、私自身も今感じながら非常に思うのは、防災資格者がその資格を取ることによるメリットって何なんだろうと思うと、実は資格があることでのメリットってほとんどないんですね。そのときに、行政側が小さくてもそのメリットを示せる何かが必要だなと私は思っていたので、そのときに市長の答弁の中で、情報ですね。情報の共有、私たちが試験を受けたときに、一応いろんな情報とか講習会があるときは、このメールに送信していいですかという承諾書を取りました。そういう情報だけではなくて、この間の避難所運営訓練のときに、こういう情報の共有ができると思ったのが、担当課からまちづくり協議会防災委員長にメールで、何時頃に開設しますのでというメールを事前に送ることによって、私たちの組織のメンバーに会長から全部メールが来て、避難所に来れる人は来てくださいという実験をしました。  私は、それがもしできるのだとしたら、この防災士の資格を持っている人たちに対するこの連携、協働の意味で、情報の面でのメリットをきっちり示せば、やる気が湧くなと思いました。もしそれが可能でしたら、前向きにぜひ検討していただきたいのですけれども、課長、いかがでしょうか。 351: ◎議長(菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 352: ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) 防災士の方々に対して、災害等における情報共有を図るということにつきまして、システム等の関係もございますので、前向きに検討しながら、情報共有できるように考えていきたいと思います。 353: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 354: ◎3番(菅原雄治君) ありがとうございます。  どうしてもこういう問題については、危機管理課という窓口を通していろいろ議論しなければならないことが多いと思うのですけれども、私は常々防災に関しては、全協力体制でというところで、地域づくり推進課とか保健福祉部、教育委員会等の力というのは大いに表に出すべきだなと思っているのですね。  例えばこの間の防災訓練を鹿折でやったときに、地域でやったら、学校のほうももう1回やりたいということで、すばらしい学校の防災訓練が防災の日に行われました。これは、なかなか見るメンバーは、地域の自治会長初め、地域振興協議会の人たちが、学校の参観日みたいな形で見に行って、子供たちの動きを非常に見ました。感動するぐらいすばらしいものであったというぐらいの内容だと思います。そういう自治会長連絡協議会の会長の感想でした。そのとおりだと思います。  防災に関して、防災教育を推進し、階上中学校を中心にというモデル化もひっくるめて進めていると思うのですが、トータルで全ての学校で、やり方によっては自然に、地区民と共にこういう活動ができるし、こういうものなのだという自然な活動につなげられる。教員の負担にならないように、自然に広げられるような、そういう教育委員会と校長会の具体的な連携、地区民との連携というものを、ふだんから話し合っておいたほうがいいのではないかなと。特別な役割を学校側に与えるという感覚はさらさら持っていないのですが、その辺そういう状況があったということも踏まえて、教育委員会で少しお答えください。 355: ◎議長(菅原清喜君) 学校教育課長斎藤博厚君。 356: ◎学校教育課長(斎藤博厚君) 菅原議員の御提案にお答えしたいと思います。  確かに各学校においては、防災教育ということで各学校ごとの防災教育を展開しているところではありますけれども、まさに防災ということについては、菅原議員がおっしゃるとおり、地域または市としてとか、広い視野で大がかりで取り組むことが必要となってくるかと思います。ですので、各学校で教師が考えてやる、子供たちに教えるだけではなくて、まさに今おっしゃられた自然発生的なところで、地域との連携等を含めて、これからも継続、進化させていくものだと考えます。 357: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 358: ◎3番(菅原雄治君) 高齢者、社会福祉関係の要支援者についても、具体的にどういうふうにしたらいいかという課題を解決するためにということで市長から答弁いただきました。担当部長としても、どういうふうに防災士と連携していったらいいかなというイメージが頭にあったらお知らせください。 359: ◎議長(菅原清喜君) 保健福祉部長菅原宣昌君。 360: ◎保健福祉部長(菅原宣昌君) お答えいたします。  保健福祉の場面としましては、一つに、先ほど市長が答弁でお話ししました、避難行動要支援者の個別計画の策定を進めている中でも、やはり地域の中でその趣旨とか、その目的を御理解いただいて、地域の方にそれを広げていただくとか、あとは行政とのつなぎをしていただくということがございますし、実際に避難所を開設した場合においても、やはり避難行動の要支援者である、例えば高齢の方とか、障害のある方だけではなくて、例えば妊婦であるとか、様々な要配慮者がおりますので、そういう方々に配慮して、例えば別室を用意するとか、あとはどうしても一般の避難所では大変な方については、福祉避難所への移送ということも出てきます。そういう中で行政と連携をしていただくと。その窓口になっていただくという形での連携は進めていきたいと思っております。 361: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 362: ◎3番(菅原雄治君) 地域づくり推進課に話を、私自身やはりこの地域づくりということについては、自分のテーマとして非常に大きく考えているのですけれども、この講義の中で強い感じで最初に訴えた先生がいました。それが地域づくり、コミュニティーがしっかりしているところは必要ないよということと、防災活動は地域コミュニティーづくりの原動力になるよということ、そういう話を述べていました。実際当地区においても、うちには自主防災組織なんて必要ない、もともと自治会がやったし、震災のときもすごく機能したんだ。何でわざわざつくるのやという言葉も当然ありました。さらに、逆に言わせれば、またさらにそんな組織つくるの、自治会で精いっぱいだから余計な仕事よこさないでくれという自治会も当然あります。そうなると、この地域づくりにおける自治会の活性化、そういうものにつなげていく上で、防災をどのようにイメージしてもらって、地域のコミュニティーの活性化につなげていくかという一つの材料を与える力を持っているのが、意外と地域づくり推進課ではないかと思うのですが、自治会の運営マニュアルとかつくってもらった中にも防災等が入っていますので、それをかみ砕いて説明することになるかなと思うのですが、それにしても私たちに教えてくれた先生がコミュニティーと直結して、コミュニティーが全てなんだみたいな形を、私たちに訴えていただきました。その点について、どういうふうに捉えるかお伺いします。 363: ◎議長(菅原清喜君) 震災復興・企画部長小野寺憲一君。 364: ◎震災復興・企画部長(小野寺憲一君) すみません、私のほうから答弁させていただきます。  地域あるいはコミュニティーにあって、これまでずっと役割として担ってきた、例えば子供の育成であったり、文化芸能であったりというのは、最近のコミュニティーでは、それらの課題というのが広域でなければできなくなって、できるだけ身近な課題、直面する課題をテーマにしようというスリム化が図られないと、コミュニティーが維持できないということになっていまして、地域の共通に議論できるテーマとか、話題にできるとか、あるいは協力を得られるとかといったテーマということであれば、例えば高齢者の見守りであったり、ごみの集積であったり、あるいは防災であったりというのが、そのテーマになろうかなと思っております。
     防災にあってコミュニティーの力が大切だということは、今議員がお話しされたとおりでありますが、逆に言いますと、コミュニティーの再構築、もう一度コミュニティーを活性化しようというときに、防災というテーマは非常に有効なテーマだと思っておりますので、各地域、まだ配置していないところもありますが、地域活性化支援員もおりまして、その課題と、その課題に対する地域が何をすればいいかという、そこまで含めたミッションを持っておりますから、防災のテーマでもう一度コミュニティーを活性化させるということも頭に入れながら、地域の方々とお話をしてまいりたいなと思っております。 365: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 366: ◎3番(菅原雄治君) まさしくそれを、今年実はすごく実感したというか、かなり感じたのです。というのは、今年はコロナで地域行事はゼロです。そのときに、まちづくり協議会のテーマとして何ができるかというときに、結局コロナ禍における避難所というものが生じたら、どうにかしなきゃならないという防災のほうから、これだけはやろうということで今年始まったという流れになった。その流れの中で、まちづくり協議会がそういう事務局的な発想の中で議論が始まったら、全ての団体、自治連絡協議会、振興協議会、いろいろな防犯、あと公民館、交通安全協会とか、実はそれのつながりが、すごく今年強化になったんですよ。ふだんは、もう1年間の行事の中で、各個々のことで精いっぱいなので、自分たちの行事だけをこなすという段階だったのですけれども、今回のこの防災に関する避難所対策を本当にみんなでやろうよとなったら、かなりつながりが、すなわちコミュニティーが出来上がったという一つの自分の中の証明ができたというか、私が証明したわけではないのですけれども、確証を持てたというか、そういう感じがありますので、ぜひ担当課としてももう少し状況を、いろんな場面を整理していただきながら、より気仙沼市に効果的な地域づくりの在り方の手だてというものを具体的に示していければ、より安心する地域社会の構築につながるような気がしますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、防災士の資格の組織化については、先ほど担当課長から話をいただきました。ぜひ組織化していただいて、人間がつながる、そういう空間を設定できるのも、行政の力は意外とあるのではないかなと。その人と人とがつながることによって、実は防災士の組織が、自治会もひっくるめて、各いろいろな地域の組織のつなぎ役として機能するんだよという何らかのモデルをつくっていただきながら、誘導していただければなと強く思いますが、その点について確認します。 367: ◎議長(菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 368: ◎危機管理監兼危機管理課長(阿部久人君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたけれども、防災士が市とあるいは地域住民、自治会などとの間に入りながら、地域のリーダーシップを取ってまとめていくということは、非常に大切だと思っております。庁内各課と連携を図りながら、地域住民と防災士等のつなぎといいますか、連携を図るように努めていきたいと思います。 369: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 370: ◎3番(菅原雄治君) 最後に、防災物資配送基地の積極的活用については、いろんな形の中で前向きに検討していくという話でした。当然防災のあそこの基地だけを実はイメージして考えているわけではなくて、ケー・ウエーブ、リアス・アーク美術館、西高等学校というあのエリアがどういうふうに活用できるかというふうに将来のビジョンをつくるべきだなと思うのですね。いろんな意味がつなぎ合わせられるような気がします。特に西高校なんかは、県の防災の一つの拠点というか、そういう指定も受けながら、あの空間の活用については、気仙沼市としては、今後大きな課題であるというイメージを持ちながらあると思います。  当然あそこは文教区域でもあるので、教育環境の拠点ともなり得るとなると、いろいろな教育の問題を解決するための空間利用になる可能性だって当然あると。そういう意味で、総合的な視点の中で、防災物資配送基地を利用して全体を見てほしいなと思いますし、その全体の議論については、今後何らかの組立てで質問したいと思っております。  大項目2は、安心を実感できる高齢化社会の実現のための行政による終活支援事業の必須性についてです。  今回の終活支援は、就職活動支援ではありません。今回の終活支援という言葉をイメージするとき、人生の卒業支援と言い換えれば理解しやすいかもしれません。日本の高齢化社会の課題を象徴する新たな造語でもあります。  私は近年、長い間介護してきた高齢者を2人亡くしました。実は、その1人は別世帯で独り暮らしでした。病院への入院、介護の手続、葬儀や埋葬、役所への届出、財産の確認、相続の手続、住居の後片づけや管理など、通常の家族とは違うために多くの問題が生じ、大変苦労しました。それでも、近くに親族である私がいたことで、何とか無事に終えることができたことは、故人にとって安心できたものと信じています。今回の終活支援の質問は、その経験を直接肌で感じたこともあり、何とか実現に向けて進んでほしいと強く願うものであります。  2015年頃から終活支援に乗り出す自治体が増えています。今までこの取組について、当市で話題に出ることはありませんでしたが、高齢化社会の福祉行政として必須になると言われています。この終活支援についての当市の考えを伺います。  次に、終活支援事業の先進自治体である神奈川県横須賀市の「エンディングプラン・サポート事業」と「わたしの終活登録事業」、神奈川県大和市の「おひとり様などの終活支援事業」を参考とし、事業化を早急に講じるべきであると考えます。特に大和市は市長のリーダーシップにおいて実現したものであり、市民から高い評価を得て、安心を実感できる高齢化社会を具現化しています。ぜひ本市においても復興期間終了後の重要政策として位置づけ、2月の市長の施政方針に入れて実現を図るべきものと考えますが、いかがでしょうか。お答えください。 371: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 372: ◎市長(菅原 茂君) 次に、安心を実感できる高齢化社会の実現のための行政による終活支援活動の必須性についてお答えいたします。  先進自治体の終活支援事業についてでありますが、横須賀市は独り暮らしで身寄りのない一定の月収以下の方などに対し、葬儀・納骨・死亡届出人の確保などの相談に応じ、協力葬祭事業者などの情報を提供しています。  また、延命意思確認について登録をし、病院からの問合せに対処しております。さらに、「わたしの終活登録」という事業を実施しており、緊急搬送時や死後に病院・消防・福祉事務所・警察などの登録者が指定した方に情報提供することを可能にしております。  また、大和市では、相談者の月収の有無を問わず、遺品整理など死後事務委任契約を希望する場合には、司法書士や行政書士などの法律専門家を紹介する事業も行っております。  全国的に少子高齢化、核家族化が進展する中で、これらの取組は地域課題を解決し、高齢者が安心して暮らし続けることのできる取組と思われます。  しかしながら、生活環境や人口規模、地縁、血縁の地域内密度などの異なる都市部の取組であり、十分な検証が必要と考えられます。  横須賀市では身元が分かっていながら、引取り手のない御遺体が年間50体に上っているとのことですが、本市においては同様のケースは数年に1体という状況であります。  昨年実施した健康長寿のまちづくりのための生活実態調査では、調査結果の分析をしていただいた東京都健康長寿医療センターから、地域力の高さ、豊かさが際立っているとともに、つながりの緊密さが本市の強みと言われております。まずは、支え合いの地域づくりを推進する中で、近所や地域とのつながりを強めてまいりたいと考えております。  本市においては、身寄りのない独り暮らし高齢者の方の死後に関する相談については、無料法律相談や弁護士相談、行政書士相談を実施しております。市内では、遺品整理や特殊清掃に対応する民間事業も行われております。  また、つながりの力が弱い、判断能力が低下している方の支援策として、成年後見制度利用促進の取組を強化していくこととしております。  一方で、本市の独り暮らし高齢者については、震災前の平成22年3月には3,130人でしたが、本年11月には4,925人と1.5倍となっていることなども踏まえ、御提案いただいた終活支援事業は、先進事例の一つとして研究してまいります。 373: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 374: ◎3番(菅原雄治君) ありがとうございました。  まず、この終活支援事業が、人生の卒業支援と言い換えましたが、この取組、神奈川県でやっている取組が、当然気仙沼に直接当てはめることができるという状況は、もう少し検証が必要かなと私自身も当然捉えていました。しかし、具体的な最期を迎えたときの現状のそういうカウントというよりは、私がすごく感じたのは生きているうちの安心感です。それをどれだけ市民が実感しながら、気仙沼で暮らしていて、ちょっと安心だなと。結果的にはこういう支援を利用しなくても、きちっと家族や親族に送られるということは、十分当市の現状ではそういうパターンのほうが多いのかなと思いましたが、それをこの仕組みを上手に利用したとしても、実は経費的には、財政的にはさほど困難な仕組みではないなというところが、私は大きなつぼだと感じていました。  すなわち、実際結果としてこの仕組みを利用しなくても、人生の最期を迎える人が、そこまでのプロセスの中で安心感を実感できると。大項目2の一番最初のところに、安心感を実感できる高齢化社会の実現のためというところを強調したのは、実はそこになります。そのために、この仕組みを気仙沼の現状に利用するための方策はないのかというところを確認していきたいなと思うのです。  それで、このいろいろな社会的な背景を感じながら、今回この質問を組み立てたときに、担当課長としてはどういうイメージでこの質問を捉えたかというところを少しお聞かせ願いたいと思います。 375: ◎議長(菅原清喜君) 高齢介護課長小野寺 晃君。 376: ◎高齢介護課長(小野寺 晃君) お答えいたします。  終活という言葉でございますが、これは本市におきましては、高齢化、それから家族構成の変化によって、人がどのように自分自身の人生の終わりを迎えるのか。生前から意識的に準備を進める必要が認識され始めたから生まれたのだなと認識しております。  その中で、今議員からのお話がありました横須賀市、それから大和市の事例ということを、こちらでも研究、それから問合せも行いました中で、この終活から今導き出されるものは、相続の話とか、あとはお墓の関係のことなど、そういったところが思うように行動できなくなって、死ぬまでのサポートの話だったり、あるいは終活というワードの中で、いろんなジャンルがあるなと実感しております。  各自治体の取組を行っているところも様々ございまして、その中からピックアップしまして、それぞれ異なる切り口で事業を展開しているというところも見受けられるところもございますし、やはり横須賀市とか、あとは大和市のほうでこのようなことをやっているから、本市でもやれば効果があるということでは、簡単にはいかないと思っております。  行政サービスとして終活支援活動を実施する際は、住民が何を必要としているのかを踏まえ、どのような手法が最適であるかについては、十分な検討が必要だということに考えてございます。以上です。 377: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 378: ◎3番(菅原雄治君) 私の経験を先ほど述べたとおりです。実際に、対象となる高齢者の安心感や不安感も含めて、その方を静かに安心して見送る側の人たちの気持ちを、どういうふうにその人たちに寄り添っていくかという仕組みが重要だなと考えているので、今の課長の答弁だと、私が経験した気持ちには近づいてこないかなという感じを受けます。実際、見送った後に、行政手続、私は近年、3年以内に2回ほど行いましたが、それはそれは各課回って大変だったなと思いました。私はこの役所の仕組みとか現状分かるのであれですが、もし高齢者が高齢者を見送るときに、その手続を配偶者が、高齢であるにもかかわらずやるという状況を想像したときに、今のままの仕組みでは市民に寄り添っていないと思ったわけなのですね、実感的に。そこのところをひっくるめて、一つの亡くなった方に対する終活に対する支援という感覚のみでなく、社会全体としてそれを取り巻く人たちの気持ちも考慮した上での仕組みというのを実現すべきだなということでの今回の質問になります。  実際、横須賀市の状況では、実は対象となる枠が非常に絞られていて、事例としてはなかなか、言葉は、視野がある程度狭い範囲の中での終活支援なのですね。けれども、大和市の終活支援は、やはりその対象とする人たちではなくて、その取り巻く家族や、あとは社会や行政の仕組み全体にうまく組み入れられるような仕組みと捉えて私は見ています。その辺、大和市と横須賀市の違いをしっかり比較した上での担当課長の今の答弁かどうかについて、ちょっと確認したいと思います。 379: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 380: ◎市長(菅原 茂君) この答弁の検討のときには、少し時間をかけました。なぜかというと、私大和市の市長と結構話したことがあるのです。横須賀市と大和市の大きな違いは、まず横須賀市、横浜市の隣なのに、高齢化率は31%、あまり人口がどんどん増えているところではないし、ましてや隣町の三浦などは減っているわけです。そういうところと、大和市のように大きな線路がクロスしていて、もともと大和市に住んでいて、地縁、血縁もある人もいるとは思うのですが、自分の家が欲しいなと思ったときに、職場だとか、使えるお金だとか、そういうようなことを考えて、大和市を選んだという形の人が相当の割合でいて、そういうのが積み重なっていて、地縁、血縁がすごく少ないところなんだなと思っています。  なぜそう思ったかというと、なぜ大和市に行ったかというと、中央公民館のホールをどのようにするかというときに、大和市は相鉄線という私鉄の駅が全部地下化したんですよ。したがって、広大な土地が一等地としてできたのです。そこに大和市で複合施設を造って、ホールだとか、図書館だとか、そこに市長が来てくれて説明してくれたのですが、ホールの説明ではなくて、市長が一生懸命説明してくれて、ほかにないんですよという話があったのは、居場所。居場所というのをわざと作っているんですよ。居場所は何があるかというと、椅子とテーブルしかないんですよ。いろんな形の椅子がありますけれども、それでそれはただじゃないんですよ。1日500円だか800円だか忘れましたけれども、何百円払っても、そこに居場所があるといいという人がいるのです。つまり、それだけ、そのほかに行くところがあまり思い浮かばない。親戚の家だとか、お通夜の手伝いだとか、そういうことがない世界なので、市長の政策は非常に当たったのですね。それの一つの形が今回の終活のことなんだろうなと思いました。それに対して、本市の今高齢介護課の答弁もありましたし、一緒に地域包括のほうの人も入って話しましたが、なるべくその菅原議員は大変御苦労されたということですが、そのことも含めて、みんなが世話を焼くような社会のほうが、我々が選択ではないかも分かりませんが、保っていくのにふさわしいのではないかというような、実はそのときの議論になりました。  同時に安心が必要な方もいると思います。いろんな人の感情もあると思います。安心したいという終活を迎える人もいれば、手間をこれ以上、我々はお世話できないのですよという親族もいる一方で、御親族のお世話にもならないで、スムーズに終活だけを終えていくということが果たして100点なのかというような、誰が思うかというのは難しい問題ですけれども、こともあるのだろうなと思っています。  今日の御提案は、我々として学ぶところは確実にあると思います。一方で、我々が今持っている地域における資源というものをもう一回見直す、強化していくということも併せて必要だと感じたところです。 381: ◎議長(菅原清喜君) 3番菅原雄治君。 382: ◎3番(菅原雄治君) 私自身もこの先進事例の終活を具体的にかみ砕いて理解しているところまで至っていないので、問題提起という域を脱していないなと感じているのですけれども、当然この高齢者の最期の問題というのは、そのほか地域行政課題となるいろんな課題に直結するのだなと思うのですね。先ほどの避難の問題とか、あと空き家対策の問題とか、いろいろな行政の課題と小さくてもつながっているところがあって、ここを上手につなぐと、こんなことも解決しましたよというコメントも、担当の方が話しているのもありました。そういう意味で、この視点をもう少し皆さんで議論を掘り下げていけば、何か違った視点で解決できるものが見つかってくれば、よりいいと思いますし、先ほど話をした危機管理の避難の問題、そういうことにも実は直結する可能性が非常にあると思っていました。  それでは、最後になりますが、高齢者が自分の最期を迎える自治体として、すなわち気仙沼市として、幸せ感を持って、ここで人生を最期終えたら幸せだなと実感できる、そういう市をつくり上げていくべき、震災後になおさらつくり上げていくべきだなと私自身はすごく感じていました。市長、そのイメージに対して、震災後の目指すべきそういう高齢化社会、よりよい充実する高齢化社会を自治体として目指すべき、そういう意思をもう一度確認できないでしょうか。 383: ◎議長(菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 384: ◎市長(菅原 茂君) 行政やシステムによってだけで、その人の幸福感というのは得られないのだと思います。または、100点以上の幸福感というのは得られないのだと思うのです。人とつながったことが生きた証であると思います。そのことも加えた上で、一方で親戚の人が近くにいないとか、みとってくれる人がいないとかという方が増えてくることは確実なことでありますから、そこをカバーして、なおかつ先ほどの言葉では、地域包括ケアということで、必ずしも親族でなくてもいいのかも分かりません。そういう方たちと併せて、人とつながって人生を終えるということ、そのことがやりやすくできている、また誰かに特別な苦労をむちゃくちゃかけることがないというようなことを、併せて成り立つような社会が、住んでよかったという社会になるんだろうなと思っておりますので、本市の施策もそのことを意識しながら、今後も研究をして、新しいことも果敢にやるべきことはやっていくというふうに考えます。 385: ◎議長(菅原清喜君) これにて3番菅原雄治君の質問を終わります。 386: ◎議長(菅原清喜君) 本日は、これをもちまして散会といたします。  大変御苦労さまでした。      午後 4時21分  散 会 ───────────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和2年12月14日                    気仙沼市議会議長  菅 原 清 喜                    署 名 議 員   小野寺   修                    署 名 議 員   及 川 善 賢 発言が指定されていません。 このサイトの全ての著作権は気仙沼市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KESENNUMA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...